小田代神楽「岩戸開き」@奉祝御代替わり記念神楽in日高神社
さて本日は、奉祝御代替わり記念神楽in日高神社から小田代神楽で岩戸開きです。
その前に小田代神楽さんの由来については定本より。
「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川清志四郎、四代~五代及川篤男である。」
とあります。初代の植田喜作が指導を受けたのは菅原金之丞とあるが、金之丞は千葉栄佐衛門とともに瀬台野神楽を立ち上げた人物であり、後年田原の蟹沢に婿入りして蟹沢神楽を創設し、周辺の地域にも神楽指導をした。
そして第六代目庭元は及川章さんです。
この日の最後の演目は御代替わり記念神楽に相応しい岩戸開きでした。
幕奏上からです
〽 天岩戸押し開くれいや祓えさんよう
天児屋根命が出て重々しく一舞いたしますと、御神楽の由来を説きます。
次に太玉命が出て一巡りし、天児屋根命の呼びかけに応じて御神楽を舞います。
続いて天之嬢が出て一舞
次に天宇受賣命が天岩戸の前で、天照皇大神の気を惹こうと賑々しく躍ります。
次に手力男命が出て天岩戸を押し開きます。
應 石の扉も 岩の扉も 皆海中に投げ込んだり 天照大神 手力男命が抱き出したりやのう
手力男命が幕を開くと天照皇大神が出てきます。
天照皇大神が大きな扇を持っているのは瀬台野流の特徴です。大きな日の丸扇が太陽を表しているのだと思います。
神々が天照皇大神に拝礼して千代の御神楽となります。
最後は面を外して装束を改めて崩し舞となります。
動画でどうぞ
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