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2019.05.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

うぐいす沢神楽「宮鎮舞」@奉祝御代替わり記念神楽in日高神社

さて本日は、奉祝御代替わり記念神楽in日高神社からうぐいす沢神楽で宮鎮舞です。

うぐいす沢神楽さんの由来について「瀬台野系神楽口唱歌誌」他から

「明治26年8月12日鎮座山神神社奉納神楽として創設された。その後第四代まで続いたが継続することが困難となり、昭和13年に神楽供養碑を建立して活動休止となる。
その背景には時代の趨勢で、舞台手踊や新派劇団の組織と戦争態勢になったため活動が困難になったということです。
昭和63年、地域民から復活の声が高まり川内神楽保存会3代目師匠の指導を得て復活したが、舞手が高齢化して演目も限られたものとなった。
平成8年に地域の若者を募り稽古をすすめ、平成12年に舞台披露の伝承式典を開催し、幕神楽を充実して今日に至る。
初代座元佐藤清三郎、二代佐藤清左衛門、三代佐藤清次郎、四代今野武之進」
ということで、現在の代表者は佐藤満雄さんです。



宮鎮は、瀬台野系神楽において式六番裏舞の二番、表舞では同じく二番目の山の神に相当する。

20190501153122IMG_0837.jpg

山伏神楽では、最近はあまりお目にかからないが、以前見た宮古市川井の江繋早池峰神楽の宮鎮め舞でも先に扇のネリ舞で後半は刀舞のくずしとなっている。舞い方は異なるものの相似が感じられる。



20190501153430IMG_0842.jpg

本田安次の山伏神楽番楽によれば、宮鎮は神舞の一つにあげられているが、夏屋本の詞章として
〽 四方をジョウドウ(常通?行道?)   シモウ(四方)巡りて サアイヤア  とある
 こちらは法印神楽っぽいです。

20190501153854IMG_0846.jpg

その法印神楽では、流れ神楽には宮静、大乗神楽には庭静としてあります。

ちなみにこの瀬台野系の宮鎮舞の胴歌の中には次の詞章があるので参考までに記載します

〽 やあえい 六三なあよ 
  あげて九つ踏み鎮め 
  悪魔を祓う 衆生護れや
  やあえい 四方切りちょうや

20190501154128IMG_0850.jpg

動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.05.12 |

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