南部流成島鹿踊「一番庭」@第48回東和芸能発表会
さて本日からは11月3日に花巻市東和町で行われました、第48回東和芸能発表会の様子をリポートしていきます。
実はこの芸能発表会は午前中に行われ、午後からは東和神楽大会が行われるというダブルヘッダーでしたが、午前の部もあることは私も知りませんでした。東和の鹿踊メンバーの方から教えていただいたおかげで初見参となった次第です。
ということで、その南部流成島鹿踊さんの一番庭から始めます。
南部流成島鹿踊は太鼓踊系の鹿踊ですが、その伝承系譜は隣接する現在の北上市更木地区から伝承されたものと思われます。
南部流更木神楽では南部藩の高貴な方に踊りを披露した際、幕に「向い鶴」の紋をつけることを許されたとされる。北上市内でも一番古い歴史があり、石碑には文政年代の文字が刻まれているという。
鹿頭の前幕の喉印は井桁に九曜紋、
幕横には日の丸扇に波紋、袴の紋は源氏車で裾に玉垣の二線が入る。
一番庭は入り込みから庭まわりになり、次いで中立の狂い、二人狂いとスピーディーに進みます。
太鼓の拍子が早いのと、ササラの根元の御幣状の房が揺れるのが特徴的な成島鹿踊さんです。
南部流成島鹿踊は活動を中断していたものの3年前に20年ぶりに復活したといい、地元の人々の懸命な努力が感じられます。
動画でどうぞ
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