気仙法印神楽「五矢」@気仙民俗芸能祭「けせんのたから」
さて本日は、気仙民俗芸能祭「けせんのたから」から気仙法印神楽で五矢です。
五矢は「後夜」ともいい、夜神楽の最後に行う神楽としているようです。
演目の内容は蘇民将来譚となっており、北の武塔神を素戔嗚尊に、蘇民将来を今貞とに表して物語が展開されます。
最初に鬼面の素戔嗚尊が出て扇を採って舞います。
この鬼面の意匠は現在の南部神楽では、あらゆる荒形面に反映されています。
次に今貞が弓と五行食の矢羽根をつけた矢を持って出て、これを素戔嗚尊に渡します。
弓矢を持ち、装束を改めた素戔嗚尊が五行の矢を四方と上方に射て鬼神魔王、飢渇の難疫を祓います。
今貞は素戔嗚尊に一夜の宿を貸し、饗応した故事にちなみ酒を一献差し上げる。
最後は素戔嗚尊が扇と鈴を採って御神楽で舞い納めます。
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