萩野子獅子舞 @ 青少年東北民俗芸能の祭典2018
さて本日からは、7月29日に秋田県仙北市田沢湖芸術村にあるわらび劇場にて開催された青少年東北民俗芸能の祭典についてリポートしいていきます。
このイベントは2014年の国民文化祭が秋田県で開催された時に、民俗芸能の祭典が仙北市で盛大に行われたことがきっかけとなりその後継続して独自に開催しているということです。
今回も東北6県から青少年による民俗芸能が1団体ずつ出演し、改めて東北の民俗芸能の多彩さを実感したところです。
で、最初は山形県白鷹町から出演の萩野子獅子舞です。
解説は当日パンフレットより
「山形県の内陸南部の置賜地方。白鷹町は町の中央を最上川が流れる農村地帯で、萩野はその山間部にあります。萩野には大日如来が祀られる庭渡大日堂があり、毎年8月14日の祭礼には獅子舞が奉納されます。これは400年前、越後からもたらされた
という獅子舞で、地区に住むすべての人が役割を担って参加する萩野地区最大の行事です。
39年前、この獅子舞を子どもたちにも踊ってもらいたいと小学校の元校長先生から獅子頭が贈られ、子獅子舞が発足しました。
以来、萩野の子どもたちは全員が舞と笛太鼓の指導を受けて子獅子舞に参加。お祭り当日には、五穀豊穣・無病息災・家内安全を祈願して、親獅子舞と共に地区内を一周して、夕方には大日堂で奉納上演をします。従来は小学生だけでやっていましたが、少子化の影響で数年前から中学生の協力も得て実施するようになりました。
萩野の獅子舞は、幕の中に何人も入って踊るムカデ獅子で、最初は緩やかな舞が次第に勢いよく激しさを増していく勇壮な舞です。」
ということです。
獅子舞も囃子方も子どもたちによるものでした。
山形県でも置賜地方にだけ伝承されている多人数が幕に入るムカデ獅子舞ですが、東日本では富山・石川・岐阜などに分布している。
長井市では5月に黒獅子まつりが盛大に行われますが、いつか現地で見たいと思います。
長井の田地区の獅子舞では警固という獅子の先導役がついて、獅子をなだめたり獅子と戦ったりしますが、こちらでは無いようです。
終盤では獅子が幕を体に巻き付けて立つ部分がありますが、陸前の獅子振の寅の舞に共通しています。
動画でどうぞ
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