加茂流舘神楽 天孫舞 @ 第14回登米市民俗芸能大会
さて本日は、第14回登米市民俗芸能大会から加茂流舘神楽さんで天孫舞です。
その前に舘神楽さんの由来について。
「明治三九年、五穀豊穣、疫病退散と併せて日露戦争後の青年の心の融和を目標に、及川徳蔵が庭元となり、栗原郡藤里村藤里(現在瀬峯町)より南部神楽の細川勇三郎師匠を招き神楽の指導を受け、舘青年神楽を創設した。
その後明治45年に解散したが大正元年9月に及川徳蔵、佐々木次郎右エ門が師匠になり再編され、再び新羅神社の附属神楽となりました。この時、上沼加茂流法印神楽の流派からその名を冠し、「加茂流舘神楽」と命名されました。」
そして昭和45年に保存会を設立し、平成17年に登米市無形文化財に指定されています。
保持する演目は、鳥舞、水神舞、八幡舞、軍勢借り、朝見ずの里、一の谷合戦、東下り、鞍馬破り、産小屋切り開き、西の宮 等となっています。
現在の代表は及川孝樹さんです。
天孫舞は、天孫瓊瓊杵尊が高天原に天下って来る際のいわゆる天孫降臨を題材にしております。
幕出し歌は 〽センヤー天孫舞は いま出てくる
最初に荒舞の調子で猿田彦尊が現れ、四方を祓い清めます。
次いで、天孫瓊瓊杵尊と天之鈿女命が天降ってきます。
天之鈿女命です。
瓊瓊杵尊です。
猿田彦尊と天宇受売命の問答になり、猿田彦尊が天孫を道案内いたしますということで、千代の御神楽となり、最後に面を外してのくずし舞となります。
最初は鉾と扇での御神楽舞ですが、途中で刀に持ち替えて抜刀してのくずし舞となります、山伏神楽の形態が見て取れます。
動画でどうぞ
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