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2018.07.08 | Comments(1) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

和田神楽 権現舞 @ 第34回江刺神楽大会

さて本日は、第34回江刺神楽大会から最後の演目です。和田神楽さんの権現舞です。

和田神楽さんの由来については定本より

「昭和七年、江刺郡田原村川内神楽の師匠菊地庄右エ門師匠他六名の師匠の指導にて、和田神楽を創設した。
二代庭元及川弘二、三代及川喜三郎、四代菊地輝雄、五代菅原真悦、佐藤卯三郎は六代目である。
昭和五六年、和田神楽創立五○周年記念式典を行っている。」

とありますが、現在の代表は佐藤隆司さんです。そして、和田神楽は小川原流和田神楽と称していますが、この小川原流というのは元になった瀬台野神楽の明治初年代の神楽師匠である小河原房松からとったものという。



ところで瀬台野系の権現舞は、先導役として猿田彦があり、それに権現持ちの二人と、太刀持ちという鎮め役がつくタイプです。
そして、早池峰系の権現舞のような下舞はないのですが、同じ瀬台野系でも江刺の団体ではなぜか下舞がつきます。
といっても早池峰系の下舞とは違って、こちらは御神楽舞の内容になっているところが特徴です。
これは、明治期に隣接していた早池峰系権現舞と習合したことが見て取れます。

144IMG_3711.jpg

川内神楽は羽田の権現舞から習ったというので、現在の黒田助獅子舞に見られるような獅子舞でした。
ところが、川内神楽の弟子神楽である和田神楽や玉ノ木神楽の権現舞には早池峰系の様式が混入しています。
とにかくご利益がたくさんありそうです。

149IMG_3716.jpg

権現舞の初段は太刀持ちが獅子を祓い

151IMG_3718.jpg

後段は米、水、酒で清祓をし、さらに風呂敷に包んだ物のお祓いをします。

156IMG_3723.jpg

最後に神送りです。

「登保加美恵美多美次良震選離押兌乾祓披給清米給・・・畏美畏美母白須」

S1470001.jpg

動画でどうぞ

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.07.08 |

コメント:

権現に向かって下舞を舞う

なかなか興味のある舞型です。7日に観た八戸の市川神楽も権現様に向かって全て舞っていました。八戸では神楽舞は権現様に捧げると行ってました。神楽が早池峰や黒森のように風流化が進む以前はやはり権現が一番だったんでしょうね。明治以降様々変わったのでしょうかね。

2018-07-08 日 19:50:36 | URL | 阿部武司 #JNrjWVGA [ 編集]

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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