2018.06.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

飯豊神楽 木曽舞 @ 2018GEINO女子交流会

さて本日は2018GEINO女子交流会から飯豊神楽の木曽舞です。

その前に飯豊神楽さんの由来について

もともとは法印神楽であったが、文化9年（1812）に盛岡藩の神道化政策により修験神楽一統差留により修験の手から地域農民に委ねられた。
遠野市上組町駒形神社神楽である八幡神楽の系統である。元は地区内の熊野神社の奉納神楽であったが消失した伝書には文政四年（1821）の記録があったという。
遠野八幡宮には昭和29年に奉納、その後は中断したが、昭和43年から市内各神社への奉納を行っている。
また、過去には大槌方面にも門打ちに出かけたということだ。

ということです。




木曽舞は飯豊神楽さんの華でもありますね。直面で木曽の美人姉妹を演じるのですから。

雲張りは、　〽　いよ―この姫は、いざさにい出てな　華踊りー

幕だしは　〽　ようよう　急ぎ行程に　倶利伽羅谷に着きにけり



木曽義仲の妾であり武将であった巴御前とその姉妹の葵と山吹が出て扇と刀を構えて一舞



葵が倶利伽羅谷で討ち死にし、山吹が行方不明になる様を一人ずつ幕入りすることで表現しています

一人残った巴御前が、大力と評判の敵将・恩田八郎師重と一戦を交え討ち取ります。

この恩田武士を演じたのが神楽女子です。
今回GEINO女子交流会への参加は彼女の発信からということです。
こういう繋がりはこれからも発展していくといいなと思います。



そこへ旅の僧が現れ、巴御前は二人の妹の菩提を弔うよう頼みます



次に二人の武者が出て巴御前と戦いの舞になります。



最後は開扇を手にしての総踊りが一層華やかです。



動画でどうぞ