2018.05.06 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリ虎舞

大石虎舞Forever 平成30年釜石さくら祭り

さて本日は4月29日に開催されました常龍山天照御祖神社の式年大祭から大石地区に伝承されています大石虎舞です。

大石虎舞について芸能の紹介が祭りパンフレットにありましたので掲載します。

「慶長年間奥州の豪族葛西三郎の家臣であった、新沼善次郎が気仙の立根に伝えたのが始めという。虎舞はその乱拍子とともに頭の揺れ動き、その演技のいかんにより、その年の豊凶を占うとされ、災厄を払つて豊漁をもたらすという、心意の働いているものと言われる。和藤内が虎の背にまたがって。「天照皇太神宮」の神札をかかげるところは獅子舞の根源である伊勢信仰が反映しているものと思われる。舞は2部に分かれ、1部は「笹踊り」猛虎を奪い合う場面。2部は「御神楽」猛虎を承服させ、敵軍を家来にして御祝をする場面。」

とあります。



大石地区は唐丹町の南端で大船渡市吉浜町に接する半島の集落です。
私が奉職していた頃には小学校もあり、風光明媚な環境と厳しい自然の中で紐帯の堅固な集落という感じでした。
小さい集落ながら昔から優れた人物が輩出される地域で、現在は戸数44戸ということです。
春先に浜遊びでシウリ貝を大鍋で茹でて、それをつまみに酒盛りしたことが楽しい想い出です。

105IMG_2429.jpg

閑話休題


大石の虎舞は和藤内が付きます。
演目全体の形式を見ると大槌町あたりの虎舞を習い覚えるか模倣したものかと思います。

177IMG_2501.jpg

大石の虎舞で着目するべき点は囃子が権現舞と同じであることです。
三陸沿岸の虎舞の囃子は軽快な笛と太鼓が特徴ですが、大石虎舞は唐丹の常龍山御神楽などの囃子と同じものを使っています。

これは推測になりますが、大石という小さい集落で権現様と虎舞の二つを廻村させるのが困難であったため、二つを合わせたハイブリットな芸能を創作したのかということです。

178IMG_2502.jpg

何はともあれ、大石の虎舞がこれからも続くような勢いを感じて安心した一幕ではありました。
大石虎舞 Forever!

186IMG_2510.jpg

動画でどうぞ。

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2018.05.06 |

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2018-05-06 日 20:20:18 | | # [ 編集]

Re: タイトルなし

和藤内 様 コメント頂きありがとうございました!

その通りです。

唐丹町大石の虎舞は根白からの伝承ですが、さらに根白の虎舞はどこからきたかというと、おそらく昭和の時代に祭り好きの町内会のみなさんが釜石周辺の虎舞を習い受けてやり始めたのが嚆矢と思われます。

さらにいうと、根白の虎舞は周辺の虎舞に加えて鳥子踊りが付きます。
これは、この芸能が現在の姿になる前に吉浜鎮座の寺社の祭礼で神楽(鳥子舞)がつけられた証左です。.

従って、大石虎舞と大槌虎舞の由来が別個という確たる証拠は今となってはわからない部分が多いですね。
それより、こんな現代でも芸能を伝承してくれている皆さんに称賛の拍手を贈るとともに、これからも続けて
いかれるよう願うものです。.





> 大石の虎舞は、吉浜の根白から伝えられたものです。
> 大槌の虎舞とは関係ありません。

2018-07-20 金 20:42:58 | URL | 祭りの追っかけ #- [ 編集]

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