二子鬼剣舞 念仏回向~一番庭 @ 北上市 鬼の館
さて本日からは、3月25日に北上市鬼の館で行われました芸能公演で二子鬼剣舞さんの上演を取り上げていきます。
鬼の館では一年を通して鬼剣舞の上演を行っていますが、この日は平成29年度最後の公演となりました。
で、二子鬼剣舞の由来について
「昭和26年頃、江釣子の滑田鬼剣舞の経験者で二子に在住していた及川充氏を中心に地域の青年達で発足しました。
その後、滑田鬼剣舞の指導を得て、昭和31年8月26日に秘伝書を伝授されました。
厳しい練習の積み重ねと、篤い念仏信仰に支えられて、心技体の充実した北上地方の代表的な踊り組に成長、各種大会で絶賛され、鬼剣舞の名を全国的に高める役割を果たしました。」
とありますが、現在の庭元は及川正男さんです。
公演に先立って念仏回向を上げます。
一同が拝礼するのは明治27年銘のある岩崎鬼剣舞の供養碑のレプリカです。
「念仏剣舞由来録」には、何方にても何の前にても念仏申し候とも、先右にあり光明遍照を唱い、太鼓を打ちて念仏すべし云々」とありますので、仏前とは限らず念仏剣舞の儀礼的な作法ともいえます。
続いて一番庭 礼舞とも称して念仏が入る厳かな舞です。
寄せから引き念仏、センヤ念仏と続き早拍子に変わる。
舞込みに相応しい優雅な中にも力強い印象のある舞です。
動画でどうぞ。
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