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2017.12.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

金津流梁川獅子躍 礼庭(+幼児)@ 江刺民俗芸能フェスティバル2017

さて本日からは、12月10日に奥州市江刺区で開催されました江刺民俗芸能フェスティバル2017のリポートとなります。
今回は、ステージでの上演の他に施設内に体験コーナーを設けて、神楽や鹿踊の衣装などを試着して民俗芸能への理解を深めるという工夫もされていました。

image.jpg

という訳で、トップバッターは金津流梁川獅子躍です。

由来について

宮城県旧志田郡次橋村より江刺の石関に伝わり、文政11年(1828)に石関の小原伊右衛門から梁川栗生沢の菊池太蔵へ伝授されて始まった。
平成6年に第10代目に相伝された。

とあり岩手県指定無形文化財となっています。現在の代表は11代目及川俊一さんです。




さて演目は礼庭です。
礼庭は、獅子踊の全ての基本となる所作等が入っているだけでなく、儀礼の舞として品格のある演目です。

IMG_9517.jpg

が、この日はいつもと少し雰囲気が違いました。
鹿踊が大好きということで今年入門したばかりの6歳児が2人入っての上演となりました。
地元新聞等で事前に幼児が真剣に鹿踊に取り組む写真が掲載されたせいか、それを目当てに来場したお客さんもいたようです。


中でも、雌獅子を踊ったこの子(写真中央)には沢山の拍手と声援がかかりました。
雌獅子狂いは大人でも難しい技ですが、つばめ返しや烏跳びも難なくやり遂げ、驚嘆の声も聞かれました。
お見事です!末恐ろしい。

IMG_9528.jpg


また新たな後継者が現れたことで、江刺金津流の大黒柱として今後の活躍が期待されます。

IMG_9532_2017121421032551c.jpg

動画でどうぞ。


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2017.12.14 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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