川前鹿踊・剣舞 かかしまい
今日は暑かったー、けど風が冷たいっ。どしたんだ今年の夏、省エネに協力してるのか?
いやいや、お天道さまも原発いらねと申されているのかも。
さて、今日は第27回みちのく鹿踊大会から川前鹿踊・剣舞からの演目で「かかしまい」を
川前鹿踊は八幡堂系で鹿踊と剣舞と一対で伝承している。
鹿踊は、稲の害虫を退治する踊として踊られ、剣舞は、盆に念仏供養として踊られるものであるが、この地ではこの両者の踊が一体となって保存されてきており、毎年旧暦七月七日に行なわれる。
鹿踊は、昔、稲に害虫が発生して不作になろうとした時に、十頭の鹿が現われてこれを退治し豊作をもたらしたという伝説から五穀豊穣を祈る踊りとされている。
ということだが、この日は鹿踊大会なので鹿踊部分のみ、しかも子供たちの踊り組なので「9人中3人がサッカーの試合に行ったので今日は6人で舞います」と代表の方が話していた通り、でもみんな力いっぱい踊っておりましたよ。
川原の頭はカノシシというよりイノシシ型で、上顎と下顎が分かれているため舞手が跳躍するたびカタンカタンと音を立てて歯噛みする。権現の悪魔祓いの歯打ちのような呪術的意味合いがありそうである。
この日は十数番の舞があったが、特に「かかしまい」をとりあげてみる。
笹竹に短冊を吊るしたものが「かかし」でこれに中立ちのシシが挑む姿をえがいている。
行山や金津流になると案山子もリアルな物を使い、中立ちの表現も芝居がかっているが川前ではごく原初的な舞となっていて古風である。
かかしを討ち取って意気揚々と仲間の中に帰った中立ちは皆共に唱歌をあげる。
動画でどうぞ。
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