獅子祭り神事 @ 横手市栄神社祭典
さて本日は横手市の栄神社境内社である厳島神社の獅子祭神事についてです。
昨日の神入舞の次に獅子舞となったわけですが、こちらが主役となっています。
厳島神社は、女性の無病息災と安産の神様として信仰されているようですが、神社の護符にも「女一代の守神」と記されています。
さて、獅子祭の主役の獅子頭ですが、こんなエピソードがあるようです。
かつて太子堂であった頃、獅子頭は二つあったが、明治の廃仏毀釈で行方知れずとなる。
後に獅子頭は某所の寺にたどり着き、檀家に預けられていたが、ある日、檀家の夢の中に獅子頭が現れ、榮神社へ返して欲しいと告げたという。
獅子頭の所在が判明して、昭和26年(1951年)に一頭が帰ってきた。
その日が9月19日だったことから「獅子祭りの神事」の日と定めたということ。
ということで、獅子舞です。
仙北地方の神楽に共通する二人立ちの一頭獅子舞です。
神前に安置された獅子頭の前で、最初に扇と鈴を採って下舞です。
予め参拝者が厄除けしてほしいものを布にくるんで準備しておきます。
こちらでは女性の守神ということで、昔は安全を祈願して女性の身の回り品を包んで祈祷してもらったということです。
獅子舞は、それらを口から体内に入れて浄化した後に、再び吐き出す。
参拝者はそれを受け取り、家中の守りとするのが風習であるようだ。
最後は「福寄せ」という頭固めの祈祷です。
以上祭事の全てが終わったのが12:30ごろ。
その後社務所で直会です。
動画でどうぞ。
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