北下幅神楽 三番叟@ 第42回胆江神楽大会
さて本日からは、第42回胆江神楽大会の模様をリポートしていきます。
この神楽大会は岩手県の現奥州市(水沢区、江刺区、衣川区、胆沢区等)で伝承されてきた神楽団体が一同に会して奉納するものでした。
現在では、構成団体の胆江地方神楽振興協議会が主体となって開催しているものです。
午後2時位からの昼神楽では、神楽を伝承活動に取り入れている水沢南小学校神楽クラブや小田代神楽の少年教室等が上演し華を添えていました。
さて本日は、北下幅神楽さんで三番叟です。
由来は、
明治8年に千葉源五郎が近隣八人の舞手とともに創設した北下幅神楽ですが、昭和36年3月24日に当時の水沢市指定の無形文化財となりました。
その際に、水沢市教育委員会が奥州胆沢北下幅神楽と名称したということです。
三番叟の幕上げです
〽 吉が野に 吉が野に 日は照るとも 常に絶えせぬ 鳴る滝の水
前段の練舞が終わると口上の台詞になります。
こちらの三番叟では胴取りとの太鼓の応酬はありません。
台詞の合いの手に太鼓と笛が入るため非常に雅やかな印象があります。
目出度き詞を言い連ねて祝った後、崩し舞となります。
沖に鴎が飛ぶように マゴチョイと申す
動画でどうぞ。
- 関連記事
-
- 小田代神楽 水神明神舞 @ 第42回胆江神楽大会 (2017/08/21)
- 笹森神楽 明神舞 @第42回胆江神楽大会 (2017/08/20)
- 北下幅神楽 三番叟@ 第42回胆江神楽大会 (2017/08/19)
- 大宮神楽 綾遊び @ 第七回三陸海の盆 (2017/08/14)
- 薬莱神社三輪流神楽 「叢雲」 (2017/08/07)
