2017.03.26 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

前谷地神楽 山の神舞・三番叟@第50回胆沢郷土芸能まつり

さて本日は、第50回胆沢郷土芸能まつりから、前谷地神楽さんの子供たちによる山の神舞と三番叟です。

その前に前谷地神楽さんの由来についてあh定本から

「前谷地神楽は、式舞は山伏神楽で神舞、狂言舞は明治初年西磐井郡猪岡村字深立目、佐々木栄治より笹谷流の舞を伝授されたと言われている。
前谷地神楽の本元は胆沢郡小山の十文字神楽(この神楽は寛政年間から舞われたという)で、当時十文字神楽の舞人であった米倉軍治、純治親子が中心になって、明治十六年前谷地神楽を組織した。
明治二十年米倉純治が山目村赤荻の笹谷神楽に赴き、舞の指導を受け前谷地神楽を充実し、現在も古来の舞を継承している。
しかし笹谷神楽は古い神楽舞の舞型をきらい、三輪流神楽系の流れとなり、現在では笹谷流の古来の舞は見られない。
初代庭元米倉軍治、二代寺島幸之助、三代吉田養吉、四代高橋、五代佐々木平十郎、六代安倍伊三郎、七代菊地民之助、
佐々木重行、九代~十一代安倍五四郎、現在の庭元菊地民治郎は十二代である。
なお前谷地神楽の笹谷流神楽舞を胆沢郡金ヶ崎三ヶ尻神楽、胆沢郡前沢町古城、折居神楽、胆沢町小山、柴山神楽、笹森神楽に伝授した。
昭和四二年二月胆沢町民俗無形文化財に指定された。」

とあります。現在の保存会会長は高橋政美さんです。



しかしながら、平成になり座員があいついで亡くなる中、後継者もままならない状況にあった。
そこで、平成5年ごろより地元の若柳小学校の運動会での集団演技に御神楽が取り入れられ、前谷地神楽の指導で連綿と続くことになった。
そして一昨年には神楽クラブが結成され、5・6年生が練習に取り組み、昨年9月の於呂閇志神社秋季例祭に御神楽と三番叟を上演した。

代表の高橋さんが、「若い力を得て継承に弾みがついた。蒔いた種が芽を出し、大人になって神楽にカムバックしてくれたらうれしい」とコメントしていた。

まさにそのとおりで、地域の郷土芸能に学校が果たしてきた役割は決して小さくない。
それだけに今春胆沢の三中学校が統合して胆沢中学校となる。
この上小学校も統合となると更に伝承活動は難しくなるだろう。

さて、山の神舞です。

小学6年生3人の舞です。

この日が初舞台でしたが、練習の成果が出て、扇や刀の使いもよくできていました。

IMG_2148.jpg

印の結びもしっかりしていて、10年後が楽しみです。

IMG_2134.jpg

次に女子3人による三番叟です。

前谷地神楽さんの三番叟は、「それほど難しいことを言うのなら、どうだり打ってみるがよい」と胴取さんが三番叟に太鼓を転がす場面が付くタイプです。

IMG_2153_20170326184530314.jpg

継承の道は緒についたばかり。
これが連綿と続いていくように祈ります。

IMG_2161.jpg

動画でどうぞ。

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2017.03.26 |

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