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2016.12.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

長者さんさ踊り@ 第37回大東町郷土芸能発表会

さて本日は、第37回大東町郷土芸能発表会から長者さんさ踊りです。

長者自治会が地域ぐるみで伝承しておりますが、長者地区は大東町摺沢から千厩方面へ行く途中にあります。
盛岡周辺に広く分布するさんさ踊りですが、ここのは最南端のさんさ踊りと言えます。


長者さんさ踊りの由来について、当日パンフレットより

「さんさ踊りが長者地区に伝えられたのは、昭和8年のことでした。
旧石鳥谷町から先生を招き、民家を宿に連日連夜、猛特訓に明け暮れ、伝授されたそうです。
途中、戦争などで途絶えた時期もありましたが、昭和46年に「長者さんさ踊り保存会」が設立され復活し、昭和52年から3年間は摺沢小学校で運動会の団体演技として取り入れられるなど、活動の絶頂期を迎えました。その後、一度途絶えた時期もありましたが「長者自治会」に引き継がれ、秋祭りや、各種行事にて、かわいい子どもたちも一緒になって披露しております。
平成25年は、伝承80周年を迎え「郷土芸能映像記録保存事業」にて記録映像に残し、平成26年「コミュニティ助成事業」により浴衣などの装束を一新し、より確実に継承される体制を整えました。長者地区は26戸の小な集落ですが、さんさ踊りを地域づくりの原動力と地域の誇りとして将来に伝えていきたいと思っています。」

ということです。



演目についても当日パンフレットより

「伝承当時は十数番まで演目がありましたが、現在、確実に継承されているのは六つの演目のみとなっております。
当時は民家を巡り庭で輪踊りを行うのが本来の踊り方でしたが、今では、祭りの行進に盛岡さんさ踊りを取り入れたり、発表会などではステージ仕様に横並びとして、観客の皆様が楽しめるような工夫もしております。
本日は、入場と退場を盛岡さんさ踊りで、伝統の長者さんさ踊りはステージ仕様で6演目披露いたします。
また、昨年、一新したあでやかな装束もお楽しみください。」

長者さんさ踊りは地元の摺沢八幡神社の祭礼などでも踊られているということです。
長く続いていくことと思います。

sansa2.jpg

動画でどうぞ。

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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.12.12 |

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