小田代神楽 熱田ノ宮 @第41回胆江神楽大会
さて本日は、第41回胆江神楽大会から小田代神楽で熱田の宮」です。
その前に小田代神楽さんの由来については定本より。
「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川清志四郎、四代~五代及川篤男である。」
とあります。初代の植田喜作が指導を受けたのは菅原金之丞とあるが、金之丞は千葉栄佐衛門とともに瀬台野神楽を立ち上げた人物であり、後年田原の蟹沢に婿入りして蟹沢神楽を創設し、周辺の地域にも神楽指導をした。
そして今回第六代目を相伝したのが及川章さんです。
系統譜からみれば瀬台野神楽~蟹沢神楽~鶯沢神楽~小田代神楽となっていますが、小田代神楽の口伝によると胆沢下幅からの伝授という説もあるそうです。
さて、演目の熱田の宮は、熱田神宮のことであり、故事に素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した際にその尾から取り出した天叢雲剣を宝剣として納めた故実に始まります。
ところが、この宝剣に恨みをなす者共がいて、熱田の宮に宝剣が納められたことを知るや、この宝剣を掠め取ろうと襲いかかります。
素戔嗚尊の縁者の磐長姫に身を変じて近寄る鬼女
そこへ、天来の宝剣が盗まれたと聞き、我こそはと出現する日本武
そして日本武と変化磐長姫の戦いになります。
動画でどうぞ。
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