笹森神楽 明神舞 @第41回胆江神楽大会
さて、本日からは8月21日に行われた第41回胆江神楽大会の模様のリポートといきます。
この日は、午前中から金成延年閣での南部神楽上演を見て、それから日高神社へと直行したのでした。
今年の胆江神楽大会は、2時から始まり、前段は子供たちの御神楽や三番叟等が行われ、伝承活動の成果発表会という形でした。
で、延年閣から急行して会場に着いたのは3時過ぎ、笹森神楽から見ることができました。
笹森神楽さんの明神舞です。
笹森神楽さんの由来については次のとおり
「大正九年鈴木亀之丞が庭元となり、前谷地神楽の米倉純治の弟子で佐々木伊治を師匠として指導を受け笹森神楽を創設した。
なお現在の舞は、前沢町古城松の木沢、佐々木勇師匠の指導によるものであり、地割舞、明神舞は胆沢町内でも笹森神楽のみである。
初代庭元鈴木亀之丞より現在の庭元村上勇吉まで四代目である。
昭和三五年一一月胆沢町民俗無形文化財に指定されている。」
とあります。
現在の代表は村上幸吉さんで、この日も元気に胴を取っておられました。
明神舞は「神楽式舞」13番中6番目の舞で、獣の荒れすさぶのを鎮める舞である。
地割舞、明神舞はともに悪魔を祓い鎮め、天下泰平、延命息災、五穀豊穣を祈念する舞である。ということです。
前半は狐面を付けてのネリ舞、後半は直面でのくずし舞です。
明神舞は山伏神楽の舞の手が数多くあり、祈祷舞となっています。
尚、瀬台野の神楽本では阿吽の狐面を付けた二人舞となっているようです。
舞の最後は刀と扇で印を結んで舞納めます。
動画でどうぞ。
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