曳船祭りと小沢鹿子踊り
さて本日は、先日の日曜日に行われました、宮古夏祭りから、湊大杉神社の神輿渡御曳船と、そおれに供奉する小沢鹿子踊りについてです。
この祭りは、宮古市出崎で行われる曳船祭りで主祭神は湊大杉神社です。
社伝は岩手県神社庁HPより
「創建は不詳。元は浦鍬々崎境なる字鏡石という出崎に鎮座。かつて漁人最も尊敬す。
宝暦4年(1754)漁商の輩、旧領主の免許を得て初めて結社する者50集連600余名あり、当社の講中となり祠を現今の地、旧石勝寺境内に移し崇敬最も厚し、以来例祭には当村及び浦鍬々崎両村その組合より老若男女思い思いの装いを成して神輿の供奉する事となれり。夜初更より神輿出幸し還幸は鶏鳴に至る。里俗之を網場の夜祭と呼ぶ。以後連年繁盛し、当今、上等歌舞を催し高灯を掲げこれを表し、下等は漁船等を仮装し専ら漁業豊饒の景況をなし年々奉仕怠りなし。」
とあるとおり、仮装した漁船が華々しく神輿を乗せて宮古湾を巡幸するものです。
昼過ぎに大杉神社を出発した神輿行列が近くの宮古魚市場まで練り歩き、岸壁に着くと曳船に載せて出航します。
この日の曳船は、姉ヶ崎・日の出島・三丁目の各網元です。
さて、その曳船を見送り迎える役が、小沢鹿子踊りでした。
小沢鹿子踊りは紙ザイの幕踊り系で、宮古地方の典型的な頭装束を付け、太鼓笛で囃子を構成している。
曲目は前庭、後庭、雌鹿狂い、綱がかり、かかしおどりとなっている。
保存会の皆様暑い中ご苦労様でした。
動画でどうぞ。
- 関連記事
