第29回天旗祭り
さて本日は、5月29日に行われた天旗(てんばた)祭りです。
ここは宮城県気仙沼市の岩井崎です。
震災時にはここまで津波が押し寄せ、真ん中に見える松の木も枝を流され幹が折れ曲がり、このような龍の姿になりました。
天旗とは気仙沼地方で昔から大漁や豊作の願いを込めて正月に凧揚げを行ってきたことに因む風俗行事です。気仙沼以外にも登米地方でも行われているようです。
昔は正月になると魚問屋などが屋号を染めぬいた「屋号凧」や色鮮やかな「日の出凧」を作り、海に向かって競って揚げたということです。
震災前は、気仙沼湾の端にある商工岸壁で開催され、沢山の気仙沼市民や東北各地の凧人が集まって盛大に行われていました。
震災後は岸壁では開催できなくなったため、気仙沼小学校や、旧気仙沼向洋高校グランドで行ってきましたが、復興工事の関係で今年はここでの開催になったとのこと。
奇跡のドラゴンとドラゴン連凧のコラボレーション。
このイベントは全国から凧人が集まるので、古今東西の珍しい凧が風に泳ぐさまを観ることができるのが楽しみです。
来年はどこで開催できるのでしょうか。
動画でどうぞ。
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