本海獅子舞番楽 剣の舞@日本の祭りinあきた2015
さて本日は、本海獅子舞番楽の猿倉講中で剣の舞です。
「本海番楽」は、約380年前[ 寛永年間(1624-1644)] に、京都醍醐寺三宝院に属する修験者、本海行人( 本海坊ともいう) によって伝えられたとされています。
修験的な行事をとり入れた獅子舞と番楽を総称し、本海流獅子舞あるいは本海番楽と呼ばれており、現在は13の保存会(講中・・・下百宅・上百宅・上直根・中直根・下直根・前ノ沢・猿倉・二階・興屋・天池・平根・八木山・提鍋)によって保存、伝承されているという。
番楽の演目は、獅子舞7番、式舞7番、神之舞8番、武士舞12番、女舞7番、そして激しい動きのハンド舞7番の合計48番がある。
さて演目は剣の舞(※)で、直面に毛采をつけた舞手が二本刀をさしている。(※指摘により訂正)
演目の種類としては神舞だが、神楽歌は三番叟のようだ。
〽 三番叟が来たとて 何もごっつぉねぇ まだ来てごじゃれ 泥鰌汁かせる
何とも奇妙な歌詞であるが、もしかしてこれは元歌を変化させつつ面白おかしくしたものかもしれない
剣の舞は修験流の荒々しい舞で、悪魔退散の祈願が込められ、猿倉番楽だけが保持している演目ということです。
四方と地面を力強く祓い鎮めるような舞である。
動画でどうぞ。
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