2016.06.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鳥海山小滝番楽 田村@日本の祭りinあきた2015

さて本日は、日本の祭りinあきた2015から鳥海山小滝番楽で田村です。

昨日までの根子番楽が秋田県北の太平山周辺を中心としたものに対して、この小滝番楽は秋田県と山形県に跨る鳥海山周辺に分布する修験の神楽です。
山形県遊佐町の杉澤、女鹿と秋田県由利郡の荒澤、興屋、二階、小滝、平枝、直根、百宅などに伝承されている。

この小滝番楽は、鳥海山小滝日山番楽舞と称して鳥海山の御神事として奉仕し、天下泰平、国家安穩、武運長久、五穀豊穣を祈願するものという。6月より盂蘭盆にかけて舞い、八朔(旧暦8月1日)には神送りを御宮にて舞納をする。その後に舞うと稲に霜枯れの害を受けるとの言い伝えがあり、作祭りの御神事として尊ばれている。
この舞に使用されているお面の裏には、「渕名刑部刻」と書かれたものがあり、万治2年(1659年)作とされる。それまで使用されてきたお面が壊れたことからこれを造ったとあり、もっと以前から舞われてきたものと推測されている。

現在伝承される演目は「番楽、翁、吉田、松迎、鎧揃、大江山、田村、品ごき太郎、三人立、熊谷治郎直実、熊谷・敦盛、一人餅搗つき、四人餅搗つき、さつま、空臼舞」の15演目。



演目の田村は坂上田村麻呂が、鈴鹿山の立烏帽子を退治する物語です。

幕出し唄
〽 ハアー 鳥海の水の流れに御祈祷たてて 世界は広く国は穏やか ヤラおもしろや 国は穏やか ハイソー

言い立ては次のとおり
「アーラ御前に罷り立ったる若武者は 如何なる者と思召我は都にかくれ無きイナセの太郎トシヒトの其の嫡子イナセの田村時宗とはさて某の事にて候 この度君の詮議にて勢州鈴鹿山へ住まいなす立烏帽子と申せし鬼人を討っ手に差遣わされ候鬼人は平気の者ならば日頃祈りし清水の利生あらたに蒙りて 鬼人討たばやと存じ候」

IMG_7823.jpg

さて鬼神が出てきます。
この面は小正月の行事のアマノハギで使う面だということです。
藁の脚絆に手斧を持って田村麻呂に挑みかかります。

IMG_7835.jpg

鬼神を退治した田村麻呂は 我が家をさして急ぐなり

幕入り歌は

〽 舞うた 舞うた しなやかに舞うたー

IMG_7837.jpg

動画でどうぞ。

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2016.06.01 |

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