栗原神楽 牛若丸鞍馬山修行の場@第36回尾松地区神楽鑑賞会
さて、本日は第36回尾松地区神楽鑑賞会から栗原神楽さんの牛若丸鞍馬山修行の場です。
実は、この日出演予定だった宝領神楽さんが欠場となったために、急遽栗原神楽さんがその代役となった訳です。
この日はすでに一演目(五穀舞)を行っておりましたが、他に二番ありましたので、今日紹介する牛若丸鞍馬山修行の場と、続きもので常盤御前との母子別れの場を設定したようです。うまいですね。
胴は若手の浩治さんです。
演目の粗筋は、当日のチラシより掲載
「保元の乱、平治の乱で平家方に敗れた源氏方、牛若丸の父義朝も首を討たれた。
母常盤が平入道清盛の愛人になることで兄頼朝や牛若兄弟の命は助かり、牛若丸は父の菩提を弔うため鞍馬山東光坊阿閣梨蓮
忍に預けられた。
やがて歳を重ねた牛若丸は平家方を減ぼすことを決意、武術を極めるため夜な夜な修行を積んでいました。
ある夜貴船神社に立ち寄り貴船大明神(大天狗)様に何とか武術を教えてほしいと祈願すると、大天狗が現れ若君が望むなら術を教えると言われます。そして大天狗の手下の赤天狗と黒天狗lから数々の術を教えられた牛若丸は難な<習得してしまう。
16才になった牛若丸は平家方を滅ぼし再ぴ源氏の御世とするため、奥州平泉の藤原秀衛の元に向おうとするが、母親の許しを請うため母親の館に向かうとぃう場面です。」
ということで牛若丸さんです。
大天狗が現れて、牛若丸に術を授けることにします。
歴史研究家等の推測では、牛若丸に源氏再興を託すかつての源氏の残党が密かに修練を授けたという見方もあるようです。
という訳で、黒天狗赤天狗が様々の術を授けますが、栗原神楽さんの神楽台本には様々な術の方法がセリフとして書いてあるようですが、これを聞く限りでは「なんとかの術」というよりは、兵法指南というかんじです。素晴らしい台本ですね。
数々の法術を会得した牛若丸は、奥州藤原秀衡を後ろ盾として源氏軍の旗揚げを決意します。
しかし、その前に今一度母上常盤御前に会見して許しを得なければと出立する決意をする場面です。
〽 母上様のもとへと 急ぐなりー
動画でどうぞ。
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