2015.12.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

川井御戸入@第44回川井郷土芸能祭

さて本日は、第44回川井郷土芸能祭から最後の出演となりました川井御戸入についてです。

由来については「川井村の郷土芸能調査報告書」等より

「大火で古文書等が消失し詳細は不明だが、鎌倉時代の閉伊氏12代の時代に創作されたと伝えられている。神社の開帳にあたり神前に祈りを捧げる儀式を飾るための踊りで、武者が城攻めをする様を表したとされる。
また、門馬早池峰神社にゆかりの門馬別当家に伝わる古文書によると、慶長3年(1598)に神社の行事の参列順序を記した中に御戸入先達者の名がある。」ということのようです。
現在は川井郷土芸能保存会によって伝承され、お盆の門打ちを中心に活動し、会の代表者は八木孝男さんです。

尚、旧川井村にはこの他に江繋と湯澤にも御戸入があり活動している。



演目は通り、一番、二番、締めである。
通りは門打ちの家などに向かうときの道行の曲。
一番は「しょでぇきり(初出切り)」とも呼び、二番は二番切りとも言った。

庭入りは後ろ向きに太鼓2人と摺鉦2人が最初に舞い込む。
次に天狗と米撒きが続く。米撒きは途中で餅を撒くので会場内が大変賑わいます。

IMG_9526.jpg

採物はバラ(竹刀)、刀、薙刀、鉞、棒、キギ(杵)、弓の7つで、それぞれ二人づつ踊ります。

また、昔は道化がついて、赤いサルのような装束だったということです。

踊りは激しく跳びはねる所作と、採物を打ち合う所作が繰り返されます。


IMG_9529.jpg

笛の調子は七頭舞をゆっくりにしたもののようです。
もともとの起こりは神楽のシットギ獅子のようですが、岩手県内では閉伊郡以北の沿岸部と岩手郡や二・九戸郡に七つ採物舞が多彩に伝承されていますので、それらを比較しながら鑑賞するのも楽しみです。

IMG_9532.jpg


最後の締めでは、弓を持った二人が前にでて、大きく跳ね踊ります。ここが最高の見せ場のようで、会場内は大いに盛り上がりました。

IMG_9553.jpg

動画でどうぞ。

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2015.12.30 |

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