2015.12.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

朴ノ木沢念仏剣舞 本剣舞・猖則@第49回胆沢郷土芸能まつり

さて、本日は第49回胆沢郷土芸能まつり朴ノ木沢(ほうのきざわ)念仏剣舞さんの本剣舞と一人怒物の猖則についてです。

その前に朴ノ木沢念仏剣舞さんの由来について

「伝承では、平泉高舘の駄一郎が都鳥村(現南都田地区)に伝承。その後、寛政8年(1796年)都鳥村の長八より小山堀切、伊勢堂の平助に伝承されて始まったとされています。
(文久3年の石碑が残っている)
平成5年12月、「鬼剣舞」として、北上市と旧衣川村の3団体と共に、国指定重要無形民俗文化財の指定となりました。
兄頼朝と藤原泰衡の裏切りにより、奥州平泉で無念の最期をとげた、義経主従の亡霊が毎夜高舘に現れ、泰衡が亡霊退散を願い祈祷させたところ、釈迦の化身である一匹の猿が現れ、荒れ狂う亡霊達の中に交じり念仏を唱えながら踊る、亡霊達の心も安らぎ成仏したこという由来に基づく踊りです。」

ということなそうです。現在の代表は三田一男さんです。



朴ノ木沢念仏剣舞の伝承演目は、大念仏(胴取り)、一番庭、一番庭の狂い、三人怒物、八人怒物、一人怒物、引き剣舞としていて、一人怒物には猖則、切り払い太刀、熊払い太刀、新猖則、オッコミ、魔王、魔王くずし、オッコミくずしがあるという。

一番庭は本剣舞とも称されて七人の鬼とカッカタ一人で舞う、この日は鬼は四人でした。

DSC05784.jpg

カッカタ役は小学生です。
猿面をつけて釈迦如来の化身として鬼を折伏するというものです。

DSC05799.jpg

本剣舞では、鬼は扇と錫杖のみを持って舞います。
最後にカッカタと二人の鬼が残って荒々しく舞いますが、これは川西念仏剣舞でカッカタが居並ぶ鬼たちを順に折伏していく舞の変形ということのようです。

DSC05802_20151208195311181.jpg

本剣舞が終わって、鬼・カッカタが退場すると、太鼓の拍子が変わって一人怒物の猖則になります。
扇と錫杖を持って一回りしたのち、腰の刀を抜いて背中にあてます。
いかにも山伏が荒々しく野山を駆け巡る様に見えます。

そして、太鼓に足を掛けて見えを切ります。
いかにも、大峰の崖に足を掛けて遠くの山々を睥睨獅子吼するかのようです。

DSC05823.jpg

最後は四方に刀を向けて固めた後、一巡りします。
この辺は、法印神楽の終盤の太刀御神楽と似ていて、祓いの後に嶋廻で回るのと似ています。

DSC05826.jpg

動画でどうぞ。

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2015.12.08 |

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