狼ヶ志田&西風神楽 彦炎出見命の巻 @第25回いさわ伝承芸能まつり
さて、本日からは11月26日に行われました第25回いさわ伝承芸能まつりから、狼ヶ志田(おえなしだ)神楽&西風(ならい)神楽合同の彦炎出見命の巻についてです。
合同とはいえ、実は舞手の二人のみが西風神楽で、囃子方は狼ヶ志田神楽のメンバーということです。
という訳で、西風神楽さんについて由来を。(南部神楽系譜調査報告書より)
「大和三輪流 西風神楽は、明治一二年佐々木小十郎兵術が庭元となり、西磐井郡厳美村、山谷神楽より神楽の師匠を招き指導を受け、萱刈窪神楽を創設した。
大正九年再び山谷神楽の師匠を招き指導を受ける。
昭和四年三代庭元、加藤清太郎時代、野山田神楽と改名する。
昭和五○年四代庭元小野寺勇右エ門の時代舞手がほとんど西風地区の人達のみになったので、西風神楽と改称した。
初代庭元加藤清太郎、二代~四代小野寺勇右エ門、五代加藤勝雄となっている。
昭和五七年胆沢町無形文化財に指定された。」
ということです。
そして、この二人の舞手はともに中学1年生です。
小学生の頃から既に幕神楽を演じきたということでしたが、現在は西風神楽は活動が休止状態なので狼ヶ志田神楽さんに稽古をつけてもらっているという関係で今回の上演となりました。
演目の彦火火出見命の巻は、海幸山幸の神話から題材を取ったものです。
弟神の彦火火出見命はある日、狩が得意な兄神火須勢理命と互いの道具を交換してみようともちかけます。
彦火火出見命から弓矢を渡された火須勢理命が山に狩りに行っても一匹の獲物も獲ることができませんでしたので、「この弓矢に仔細あるべし!」と彦火火出見命に投げ返してしまいます。
彦火火出見命は兄神から借りた釣竿を使いますが、肴が連れないどころか大事な釣り針を魚に取られてしまいます。
困った彦火火出見命は自分の十拳剣を砕いて千本の針を作って兄に差し出しますが許されません。
しかたなく釣り針を探して海へと出掛けてゆくのでした。
と、それにしてもこの二人の少年は、「どうしても神楽がやりたい」と言って狼ヶ志田神楽の門戸をたたいたということです、その心意気に関心しました。これからが楽しみです!
動画でどうぞ。
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