白浜神楽 釣弓神話@第38回平野神社奉納神楽大会
さて、本日からは10月17日に開催されました第38回平野神社奉納神楽大会からのリポートになります。
まずは、審査結果です。
優勝 赤谷神楽
準優勝 栗原神楽
第3位 城生野神楽
努力賞A 長下田神楽
努力賞B 沢辺神楽
奨励賞 達古袋神楽
最優秀特別賞 工藤智徳(赤谷神楽)
声の部 猪股一雄(長下田神楽)
舞の部 菅原金雄(沢辺神楽)
太鼓の部 今野久悦(栗原神楽)
審査員特別賞 千田吏嬉(城生野神楽)
佐藤健太郎(大森神楽)
優勝したチームは塩竈市の鹽竈神社で来年の秋季例祭に神楽奉納するという栄誉が与えられます。
さて、この日のトップバッターは白浜神楽さんの釣弓神話です。
その前に、白浜神楽さんの由来について定本より
「昭和45年1月、栗原善三が庭元となり、宮城県栗原郡栗駒町、栗駒神楽佐藤佐吉師匠と花泉町大門神楽の菅原誠師匠の指導のもとに、白浜神楽を創設した。
初代庭元栗原善三で現在に至っている。」
とありますが、現在の代表は千葉良夫さんです。
この日の胴も会長さんが務めています。
さて、天孫瓊々杵命の二人の息子である彦火火出見命と火闌降命です。
海幸彦と山幸彦の物語です。
兄火闌降命は釣り竿を持って現れますが、弟彦火火出見命に弓と釣り竿を交換して漁に出ましょうと言われ承知します。
が火闌降命が弓で獣を射ても一向に獲れません。
彦火火出見命も、海に釣り糸を垂れますが魚一匹釣れません。
それどころか、大切な釣り針を魚に持って行かれます。
弁償として自らの十拳剣を砕いて千本の釣りを兄に返すも、元の釣り針を返せと迫られ途方に暮れます。
そこへ、塩土翁が現れ、竜宮城へ参られよと助言します。
かくて彦火火出見命は
〽 おう有り難や しかれば教えにまかせ竜宮城へと急ぐなり
と、道行となります。
動画でどうぞ。
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