2015.04.22 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

榊流永代神楽 龍宮(海津宮舞)

さて、本日は榊流永代神楽の 龍宮についてです。
当日の番組札には龍宮と書いてありましたが、神楽が始まる前にこれは「海津宮舞」のことだと説明されていました。


海津宮舞について当日パンフレットより

「古事記等に出てくる海幸彦(火須勢理命)・山幸彦(彦火火出見命)の話を舞にしたものです。途中から登場する唐獅子
は波を、銀色の玉は満潮玉と引潮玉表しています。」

とあります。


先に荒面を付けた海幸彦が出て魚釣をしています。



そこへ、山幸彦が弓矢を携えてやって来ます。
ところで、演目の順番的には小弓舞で山幸彦が弓で四方の悪魔を祓い清める舞の次にこの海津宮舞が来ると話がつながるとは思いましたが、小弓舞そのものが本来は彦火火出見尊とは別の演目だったような気がします。


さて海幸彦と山幸彦はお互いの弓と釣り竿を交換してそれぞれ獲物を狙いますが、山で獣を追っていた海幸彦が諦めて山幸彦の元に来ると釣り竿の針を無くしたことに気付き、山幸彦を攻め立てます。

IMG_0985.jpg

釣り針を探して龍宮へ来た山幸彦ですが、ここでなぜか獅子舞が出てきます。
伝承元の青麻神楽ではこの演目については「龍宮(釣弓)」と「獅子舞」と二つに表記されていますが「獅子舞」については龍宮の中に含まれると説明されています。

IMG_0998.jpg

囃しの調子が御神楽になると山幸彦が鈴を取って御神楽を舞います。ここで龍宮の部が一区切りついたという意味なのでしょうか。

さて、左で獅子をあやしている海幸彦が手にしている玉は、いわゆる潮満珠と思いますが、これは神話では山幸彦が豊玉姫から授かり、海幸彦との戦いに使ったものでありますが、ここでは海幸彦が持っています。


IMG_1005.jpg

さらに、山幸彦が獅子の上に跨がり、海幸彦を従えて巡幸している態で舞い納めています。
戦いの末に兄弟力を合わせて国造りを進めたと解釈すれば納得が行く筋立てですが。
謎の多い演目です。本来は他の意味合いがあったのかもしれません。

IMG_1013.jpg

動画でどうぞ。


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2015.04.22 |

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