2014.12.26 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鶯沢神楽 敦盛、玉織姫別れの場

さて、本日は栗原の鶯沢神楽さんの敦盛、玉織姫別れの場についてです。

この日の胴取は加藤さん。演目の途中で撥車も披露していただきました。




で、演目の敦盛、玉織姫別れの場ですが。

ここは、源平の雌雄を決する戦場です。

DSC00779.jpg

それにもかかわらず、玉織姫は夫の布陣する一の谷にと出かけてきます。

DSC00785_201412262020269f0.jpg

若き夫の平敦盛にしてみれば、戦場で未練を晒すのは恥であると玉織姫を諭します。
しかし、玉織姫は人として真の道を問いかけます。
ここは親子人情話の場面ですが、南部神楽の特性を考える上で、今ひとつのことに思いをいたさねばなりません。
それは、南部神楽でこのような演目が上演された時代背景です。
明治大正昭和のはじめと、南部神楽が全盛を誇っていた時代には日進日露太平洋戦争がありました。
そして、東北地方の男たちが戦争に駆りだされ、神楽ばかりでなく多くの民俗芸能が立ちゆかなくなった時代でもあります。
そのような中で、子どもを身籠った玉織姫の切ない気持ちにどれほど多くの女性達が神楽に共感したことか想像に絶するものがあります。

夫を思う気持ちと、子の将来を憂う気持ちと、南部神楽の基を思わずにはおられません。


DSC00789_20141226202027cf3.jpg

動画でどうぞ。



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2014.12.26 |

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