2014.12.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

山の神の年取りに思う 篠木神楽山神舞

昨日12月12日は山の神の年取りということでした。
これからいろいろな神様たちの年取りが続いて大晦日を迎えることになる訳です。
山の神は1月12日には山の神講で招かれ、2月12日には里に降りて田の神になり、9月12日には再び山に戻って山の神にかえるということなそうだ。12という数字が悉くついて回るのは山の神が12人いるとか山の神は女神で12人の子を産んだということかららしい。

南部神楽の山ノ神舞では、舞手自らが山の神の出自を語る部分があります。
〽 山々嶽々を守らせたもう山の神の御親神を詳しく説き奉るに 御父おばカクジツの命と申し奉るに 御母おばミツハギの命と申し奉るに 御仲睦まじく産ませたもう御子等は 山の神の命とは我が事なり

という詞章です。祈祷文といえばそうなのですが、神楽を見ている側では、親子や御先祖様に思いを馳せて、家族の絆の大切さや尊さを噛みしめる、そういう場面でもあるのだなと思うようになりました。


そんな訳で今日は滝沢市の田村神社例祭で奉納された山神舞についてです。

田村神社は坂上田村麻呂が延暦二十年に蝦夷征討の際に勧請し、従臣斎藤五郎兼光を別当とて奉祀させた。
後代に岩鷲山田村大明神として南部公にも崇敬され篤く庇護を受けたということです。

その田村神社に奉斎を続けてきたのが篠木神楽で、安永二年の奥書がある「唯一神道斉藤家代々秘流神楽」と題する巻物があり、別当である斎藤家が代々行ってきた社家神楽です。

演目は鶏舞、八幡舞、山神舞の三つをミカグラと称し先に舞うものとしている。その他には、翁、三番叟、岩戸開き、松迎え、釣舞、小野篁、年寿、汐汲、天女、定家、諏訪、蕨折、橋引き、鐘巻、機織、木曽、鞍馬、曽我、信夫、注連切、流伝、三宝荒神、車角力となっている。(森口多里「岩手県民俗芸能誌」より引用)

山神舞は岩手山に奉斎する篠木神楽にとっては最も大切な演目なのだろうと思います。
ところで、篠木神楽でも山神舞では舞手自身が詞章を謡います。

〽 サラサラと下りたもうコウジャあやにます
  いろゆきかたつ コウライのコウジャ面白し・・・

・・・南部神楽でもこのフレーズが出てきます。

SnapShot(0).jpg

こちらは衣川の南部神楽である大森神楽の山の神舞 あさってのブログで取り上げてみます。
いろいろと共通点があるようです。

DSC03729.jpg

動画でどうぞ。



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2014.12.13 |

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