下大籠神楽 宝剣納め~たばかり
さて本日は下大籠南部神楽さんの宝剣納め~たばかりについてdす。
その前に下大籠南部神楽さんの由来について
「昭和八年、大津保村の村社下大龍神社の奉納神楽を組織することとし、宮城県栗原郡金城町(現栗原市金成町)より佐藤家に婿入りした佐藤清人が神楽師匠であったので、佐藤清人師匠の指導により佐藤司、佐藤重雄、須藤徳一、首藤義雄、同克巳、須藤薫、千葉哲治、沼倉豊等が舞手となって、下大寵神楽を創設した。
後佐藤司が庭元となり、花泉清水原の大門神楽の師匠を招いて指導を受け演目も多くなった。
初代庭元佐藤司、現在の庭元佐藤重雄は二代目である。」
とあります。かつては40区と41区の地区民で行っていたが、現在は千松地区の皆さんが中心となってやっているということです。今では数少ない瑞山流の神楽団体です。
下大籠南部神楽さんでは、神台本が3冊あり、現在上演可能なのはその3分の1くらいということですが、これからも演目数を増やしていきたいと意気込んでおられました。若手メンバーも揃い、小学生への指導も熱心にやっておられますので、これからも楽しみです。
演目名は宝剣納め~たばかりですが、「たばかり(謀り)」は宝剣取りのことを表現しています。
ちなみに続けて読むと 宝剣を納めたばかり に読めてしまったりします?
素戔嗚尊の宝剣納めです
磐長姫に化けた悪鬼が宝剣をたばかりに来ます。
太鼓の前に熱田の宮の鳥居を置くのが特徴的です。
磐長姫が宝剣を取って幕入りすると日本武が出て、宝剣を奪い返すと宣言します。
すると鬼面をつけて再登場です。幕を揺らして威嚇するのが非常にいい感じです。
さて、この後は法印神楽の責めの場面と同様に客席へ乱入しての大活劇ですが、なんと二人は隣の山の上まで走って行きました。なかなか帰ってこないので胴取がまだかまだかと歌います。
で、舞台へ戻ってきて日本武が悪鬼の首を取り、悪鬼面に刀をさして勝ち誇ります」
〽 八雲立つ 八重垣作る妻込めて ヨーイト ヨーイト ヨーイトナ
動画でどうぞ。
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