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2023.12.31 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

下大籠南部神楽「五条の橋」@2023講談と薩摩琵琶と神楽の会

さて本日は、2023年12月9日に一関市立川崎市民センターで行なわれた「講談と薩摩琵琶と神楽の会」から下大籠南部神楽で五条の橋です。
「講談と薩摩琵琶と神楽の会」とは、多様な芸能同士の出会いにより新たな発見を目的とする「やちまたプロジェクト」の一環で行われたものです。
この日は、牛若丸と弁慶の五条の橋を講談、薩摩琵琶、南部神楽で上演し、その異同を見比べようという趣向でした。
南部神楽も元々は奥浄瑠璃の語り物芸から派生したものですので筋立ては同じです。

その前に下大籠南部神楽の由来について

「昭和八年、大津保村(大籠・津谷川・保呂羽)の村社下大籠神社の奉納神楽を組織することとし、宮城県栗原郡金城町(金成沢辺)より佐藤家に婿入りした佐藤清人が神楽師匠であったので、佐藤清人師匠の指導により佐藤司、佐藤重雄、須藤徳一、首藤義雄、同克巳、須藤薫、千葉哲治、沼倉豊等が舞手となって、下大寵神楽を創設した。
後佐藤司が庭元となり、花泉清水原の大門神楽の師匠を招いて指導を受け演目も多くなった。
初代庭元佐藤司、現在の庭元佐藤重雄は二代目である。」

ということです。



さて五条の橋ですが、牛若丸と弁慶の出会いの場面として著名であり、南部神楽では義経ものの一話としての位置づけとなっている。

牛若丸です 扇を笛に見立てての演技です
牛若丸が所有していたと推定される笛は「薄墨」という笛で、現在は静岡県の鉄舟寺(前・久能寺)にあるようです。

牛若丸が源氏再興のため、鬼一法眼から多神通虎の巻物を奪い取り、兵法を身に着けて五條の橋に夜な夜な辻斬りするという悪党を退治に急ぎゆく所という場面。

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一方の武蔵坊弁慶は、世の中から戦が無くなることを願って夜な夜な五條の橋の上で道行く者から刀を奪い取り、千本目の相手として都を騒がす小冠者を待ち伏せます。

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牛若丸は小柄ながら、多神通虎の巻物で会得した兵法を駆使して大男の弁慶を翻弄します。

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やがて牛若丸が兵法を駆使して弁慶を打ち負かします。
主従の約束を交わして、奥州平泉へと供に旅立つという場面です。

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最後になりましたが、今年も好き勝手なことを並べ立てた一年でした。
来年も郷土の祭り、東北の民俗芸能を盛り上げるため東奔西走いたしますので、よろしくお願い申し上げますと共に、皆々様にとっても佳き年が舞い込むよう祈念申し上げて大晦日の挨拶と致します。
来年は卯年、勢いよく跳ね上がる年廻りとか。悪疫退散そして祭や民俗芸能の飛躍を祈願したいものです。


動画でどうぞ



テーマ:季節の行事とイベント - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.12.31 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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