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2023.10.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

上町法印神楽「湯立神事」@2023稲荷神社例大祭

さて本日は、2023年10月8日に行なわれた稲荷神社例大祭から湯立神事です。

夜神楽が始まる前に、稲荷神社宮司により湯立が斎行されました。

もともと法印神楽でも湯立ては必ず催行されたもので、本田安次著「陸前浜の法印神楽」でも湯立神楽の項の頭注に「仙台叢書の中の記録にも一二、今はなくった神楽の湯立てについて見えており、本吉、登米、桃生の法印神楽においてももとは度々おこなったものらしい」と記述している。
現在でも、宮城県内では9月1日に古川の鹿嶋神社御湯花神事、旧暦の9月18日に三本木町の若宮八幡神社が有名である。



上町法印神楽での湯立は神職による神事に始まる。神楽師一同が揃う中で神職が祝詞奏上し神招をする。

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湯釜の火は、古式に則り鑽火神事として木と木をすり合わせる舞錐式発火法で、火を鑽り出す。

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その火を取り上げると湯釜の焚口まで運んで種火にする。
湯は予め焚き火で沸かしてあるが、ここは儀式としての湯立てなので、別火で再度火を焚く。
本田本には、「この火を焚く者は、もとは必ず両親が揃った者で、三日間の精進をさせて行わせたという。(今は清祓一つにて済ます)この火は庭火とも称し、舞台の篝火にもなった。・・・」

神職が湯釜の湯を両手に持った笹で掻き回し、笹に清浄な湯を纏わせる。

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最初に神楽舞台に向かって湯花をかける。

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次に観客に向かって湯花を掛ける。除災と福を授かる儀式である。
法印神楽の演目にも「湯の父」というものがあるが、今日では神楽の演目として上演しているのは少ないという。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.10.13 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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