岡谷地南部神楽「叢雲」@2023登米神社秋季例大祭
さて本日は、2023年9月17日に行なわれた登米神社秋季例大祭から岡谷地南部神楽で叢雲です。
演目名を叢雲と称しているのは法印神楽由来を残しているためで、一般的な南部神楽では大蛇退治あるいは大蛇切りなどと呼んでいます。
出雲国簸の川の上流で、毎年大蛇に人身御供を差し出さねばならず、今年の順番となった手名椎足名椎が娘の櫛名田姫を連れて出て、事の次第を述べ、誰か娘を助ける神は無きかよのうと嘆きます。
そこへ高天原を追われて放浪の旅の途中で訪れた素戔嗚尊が櫛名田姫を救おうと大蛇退治に応じる
八岐大蛇です。
両手で竹を持って赤い布を頭上に被っています。上沼や浅部の法印神楽でも見られる形式です。
八岐大蛇です。
両手で竹を持って赤い布を頭上に被っています。上沼や浅部の法印神楽でも見られる形式です。
素戔嗚尊が八岐大蛇にとどめを刺す
面とシャグマを奪い取り勝利を宣言する踏み足の所作、これも法印神楽由来の所作です。
素戔嗚尊の凱歌を歌って最後は千代の御神楽で舞い納めます。
〽 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
動画でどうぞ
