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2023.09.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

登米の秋まつり「神輿発輿と山車行列」@2023登米八幡神社秋季例大祭

さて本日は、2023年9月17日に宮城県登米市登米町内にて行なわれた登米神社秋季例大祭のリポートとなります。

登米神社の由来については宮城県神社庁HPより
「八幡宮は、天喜年中鎮守府将軍、源頼義が、賊徒征伐の時、鏃(ヤジリ)を神体として、戦勝を祈願した辺室山の浄地に、康平5年(1064年)頼義の嫡子、義家が山城国鳩峰に鎮座せる岩清水八幡宮を勧請分遷したもので、後世その地を八幡崎と呼んだ。文化5年(1189年)藤原泰衡没落後、葛西三郎清重が、この地方を領有するにあたり、八幡宮を七郡の総鎮守葛西家累代の守護神として尊崇した。天正18年(1590年)葛西家散亡の運命となり、慶長6年(1604年)仙台藩の伊達相模守宗直が、本領主として移城するに及び同11年八幡宮を八幡崎から寺池道場山麓に遷座した。更に享保7年(1722年)6代伊達村水が社殿を現在の山上に移築し、歴代領主の守護神として尊崇し、引き継がれた。明治6年(1873年)当地に水澤県庁があった時、八幡宮とその傍に鎮座せる住民の深く信仰する稲荷神社を合祀して「県社登米神社」と称し、昭和27年「宗教法人登米神社」と改められた。毎年9月の第3土曜、日曜を祭日とし、町内には数多くの山車、練物などもあり、近郷希に見る祭礼である。」
ということです。

登米地方は北上川舟運で栄えた城下町であり、八幡宮である登米神社の秋の祭りは八月十四日から七日間も行われていたという、現在では9月の第三土日に改められている。
神輿渡御の行列には、山車屋台に武者行列などが加わり長い行列となって町中を練り歩く。
屋台の飾りは仙台東照宮の祭りを模したものといい、旧時は木遣り音頭で人手で担いでいたが、現在は台車に載せて引き綱で曳き回す。

山車の囃子は「とよま囃子」といわれ七曲が受け継がれている。
「流し(道中囃子)、虎囃子、あいや、はねこ(帰り囃子)、拳囃子、楽、儀兵衛囃子」がそれぞれの場面で囃される。

尚、千葉雄市氏によれば、藩政期の祭りは十四日の宵宮には神輿供奉の者たちが参籠し、献膳式、湯花などの神事と神楽会があり、十五日の本祭りには神輿巡幸の他に北上川で放生会と神輿洗い、十六日には大的射術、十七日には下町で流鏑馬の神事が行われていたという。 (以上 「祭礼行事宮城県」おうふう社刊)

さて、登米神社鳥居前での発輿式を終えて出発ですが、なにしろここの祭りもコロナ禍で4年ぶり。
ということで、宮司さんも「太鼓の台は誰が持ってくの?弓矢は誰が持つの?車に載せるの?」とテンテコまいの様相でした。



神輿が神社下の坂道を下ると登米囃子保存会のみなさんが木遣り音頭で出迎え、そして出発式

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神輿行列に続いて登米山車が順次出発

この日の先頭はこっから会の「マインクラフト」 アニメキャラクターを題材にすることが多いですが、今年はゲームキャラで子どもたちもノリノリ。

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鉄山町内会は西遊記の孫悟空

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見返しは三蔵法師と猪八戒

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中町町内会は風流連獅子

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見返しは「???」一休僧正?

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九日町町内会は歌舞伎の勧進帳より弁慶の飛び六方

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見返しは関守の富樫左衛門泰家の見送り

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鉄砲町町内会は薪能より風流船弁慶

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見返しは静御前でしょうか

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以上飾り山車の祭りが少ない宮城県の祭りで貴重な登米の山車祭りでした。

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.09.18 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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