朴ノ木沢念仏剣舞@2023胆沢町小山堀切神明神社祭典
さて本日は、2023年9月9日に行なわれた胆沢町小山堀切神明神社祭典から朴ノ木沢念仏剣舞です。
朴ノ木沢念仏剣舞は風流踊りとして欧州市の川西念仏剣舞や北上市の鬼剣舞とともにユネスコの無形文化遺産に選定されてからは益々活躍の場が広がっているようです。
ということで朴ノ木沢念仏剣舞の由来について
「伝承では、平泉高舘の駄一郎が都鳥村(現南都田地区)に伝承。その後、寛政8年(1796年)都鳥村の長八より小山堀切、伊勢堂の平助に伝承されて始まったとされています。
(文久3年の石碑が残っている)
平成5年12月、「鬼剣舞」として、北上市と旧衣川村の3団体と共に、国指定重要無形民俗文化財の指定となりました。
兄頼朝と藤原泰衡の裏切りにより、奥州平泉で無念の最期をとげた、義経主従の亡霊が毎夜高舘に現れ、泰衡が亡霊退散を願い祈祷させたところ、釈迦の化身である一匹の猿が現れ、荒れ狂う亡霊達の中に交じり念仏を唱えながら踊る、亡霊達の心も安らぎ成仏したこという由来に基づく踊りです。」
ということなそうです。現在の代表は三田一男さんです。
この日の奉納演目の最初は本剣舞から
朴ノ木沢念仏剣舞の伝承演目は、大念仏(胴取り)、一番庭、一番庭の狂い、三人怒物、八人怒物、一人怒物、引き剣舞としていて、一人怒物には猖則、切り払い太刀、熊払い太刀、新猖則、オッコミ、魔王、魔王くずし、オッコミくずしがあるという。
本剣舞は一番庭とも称されて七人の鬼とカッカタ一人で舞う。
真ん中のカッカタ役は、猿面をつけて釈迦如来の化身として鬼を折伏するというものです。
次の演目は押込み(オッコミ)
この演目の所作には、野獣のような少し道化けた所作が観られるが、これについて小形信夫は「念仏剣舞」の中で壬生大念仏狂言の人形振りに相似しているという。
山伏の祈祷舞のような「押込(オッコミ)」である。
動画でどうぞといいたいところですが、事情により本剣舞の映像はありません、押込みだけですのであしからず。
