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2023.09.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

江島法印神楽「笹結」@2023第45回石巻地方神楽大会

さて本日は、2023年9月3日に行なわれた第45回石巻地方神楽大会から江島法印神楽で笹結です。

その前に、江島法印神楽の由来について宮城県の民俗芸能1より

「大正8年に登米郡豊里町上町法印神楽の阿部善太郎師たちが江ノ島に渡り、泊まりがけで法印神楽を伝授し、その折りの神楽本も残っている。のち昭和37年ころ桃生町寺崎法印神楽からも取得したという。やはり奏楽や舞型など桃生神楽の芸風が濃い。いまは舞台飾りも省略されているが、この島の習俗としての「オポンレイ」と呼ぶ梵天が舞台のそばに揃べて飾られ独特の趣がある。「オボンレイ」は古い紙幣に毎年新しい四垂を切って重ねられていて、古いものは約150年以上も前のものがあるという。
仮面は30面がある。昭和末期には15,6人もいた保存会員も地元6人と減ったが、島出身の長男たちで現在島外で働いている若い人たち5人を育成していて、将来島に戻るというので後継に望みを掛けている。
毎年5月5日の久須師神社の祭礼に、神楽を行うほか女川港まつりなどにも出演している。新宅振舞とか船玉祭に招かれ、浜の大漁祈願に「西の宮」(姪児)が演じられる。」

ということです。現在の保存会長は木村悦雄さんです。.



さて、演目の「笹結」は、同じ法印神楽でも神楽組によって小異があり、主役が田中明神であったり素戔嗚尊のところもある。
伊弉諾伊弉冊の二神が平和な大八洲の国を造った所、そこへ五鬼大臣という胴が一つに頭が五つある悪鬼が現れて悪行を働く、それを素戔嗚尊が退治するという物語で、清め払いの舞であるということです。

素戔嗚尊(田中明神とも)が出て、責め舞を決めて神諷をとなえます。
〽 夫れ 天神七代 伊弉諾 伊弉冊の尊、しかるに国土を生まんがため 天の浮橋の上に立て、この海原を探らせ給う時、矛の先より生まれたる島をオノコロ島というなり。
大八州の国に五鬼大臣が現れ悪業すなりという、よってこれを退治せんやのう

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そこへ、背に笹を背負い鬼面を付けた五鬼大神が荒々しく出る。
この日は舞台上の一人と、客席の後ろからもう一人の五鬼大神が出現し、会場は大きなどよめきが。
おしなべて法印神楽の笹結びでは五鬼大神は一人ですが、二人も出たことで驚いたようです。

そして、素戔嗚尊との激しい闘いになります。

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法印神楽の通例通り舞台を飛び出しての荒事を繰り広げる

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そして再び素戔嗚尊と五鬼大臣が舞台に戻ってひと戦が始まり、やがて五鬼大臣が退治されます。

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最後は太刀御神楽で舞い納めます。
悪魔退散、商売繁盛、五穀豊穣、大漁祈願を満足する祈祷舞であります。

さて、この笹結ですが、笹の竹は成長の早い生命力の象徴として崇められ、舞手の持つ鉾や舞台装飾などに多く使わている。
田中明神と五鬼大神の戦いの際に青竹が打ち付けられる所作自体が邪気を祓う意味があるとされ、笹結びの重要な意義をもっている。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.09.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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