吉里吉里祭り@2023大槌町吉里吉里
さて本日は、2023年8月27日に行なわれた岩手県大槌町吉里吉里鎮座の天照御祖神社例祭の本祭り最後の天照御祖神社前の様子です。
震災から12年がたち、神社の周りにもたくさん民家が再建され、ようやく吉里吉里祭りらしい風景になってきていました。
ということで、祭りのクライマックスは天照御祖神社に御神輿が還御した後に鳥居前での芸能奉納です。
吉里吉里鹿子踊りの綱踊り
吉里吉里鹿子踊は別名「房州踊り」とも称し、 元禄年間に房州方面 から吉里吉里へ伝えられたと口伝されている。
前川善兵衛が房州に立ち寄り香取神宮を参拝した際、 そこに伝わる鹿子踊に 感銘を受け人夫に習得させたという説や三陸沖で難破した房州漁船の船乗り が伝授したという説などがある。
庭元さんの庭先に案山子が出ていましたが、どこかの御旅所ではやったのでしょうか。
吉里吉里太神楽
神輿につきものは丁印と称する芸能です。
吉里吉里天照皇大神の丁印は吉里吉里太神楽です。
余興の手踊りも必見です。
吉里吉里虎舞
三代目善兵衛助友が千石船で江戸や大阪に繰り出し、交易に励んでいた頃、慶徳5年(1716年)江戸の竹本座で近松門左衛門の浄瑠璃「国姓爺合戦」の―説「千里ヶ竹」の大虎退治の場面に感動を受けて帰り、虎舞の頭を赤土で造り、踊りの振りや、笛・太鼓の囃子をつけ、現在の舞にしたといわれている。
沿岸部の祭りの華といえば手踊りです。こちらでは小踊りとも称します。
吉里吉里祭りでの小踊りは、震災前は各丁目から出されて妍を競っていたそうですが、前回のお盛りからは各丁目合同で吉里吉里小踊り連合会として踊ることになったとのこと。
やっぱり浜の踊りは粋だね。
動画でどうぞ
