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2023.08.03 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

能代役七夕「ねぶながしの太鼓の音」@2008秋田県能代市

さて本日は、2008年8月6日に行なわれた秋田県能代市の能代役七夕です。
かなり以前に訪問したデータですが、最近行けてませんので掲載します。
ところで秋田県では7月14日の大雨で甚大な被害が広がり、能代市でも桧山川の氾濫などにより300棟を超える床上床下浸水を蒙ったということです。あらためてお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興を願います。

能代ねぶながし・能代役七夕は、五町組と呼ばれる町人組織により、年番制により行われている。
祭りの起源は、当地方で7~8世紀に起こった阿部比羅夫や坂上田村麻呂の蝦夷との戦いの際などの進軍を模したなどの諸説がある。
祭りの初日には、城郭型灯籠が、田楽、お囃子、太鼓とともに市内を練り歩きます。その翌日には「シャチ流し」と称して灯籠最頂部の「鯱(しゃち)」に火を放ち米代川に流す。

練行列の先頭は田楽 赤い角灯に祭り組の名称を白く染め抜いたものを子どもたちが担いで歩く。
これも子どもたちが七夕の主役であったことの現れか。



ついで大きな締太鼓を3人宛ての若者が手に下げつつ太鼓を鳴らして歩く。

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続いて笛 小中学校から取り組んでいるのか、太鼓は男子、笛は女子ということになっているようです。

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そして城郭灯籠 色彩のメリハリは、青森のねぶたにも通ずるところがある。
明治以前はこの巨大灯籠を人手で担いでいたが、現在は車台車に乗せて曳き回す形態になった。
能登越前地方の奉燈などは今でも担いでいるが、大きさや華やかさといった点では能代が勝る。
殊に上に載せられた鯱のトゲトゲが、威勢のよさを強調しているかに見える。

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昼の練行列で能代駅前に集結すると、夜の部まで笛太鼓が休みなく囃されている。
ここでは自由に太鼓を叩いているのが、いかにも祭りらしく、老若男女が飛び入りで太鼓を叩く場面も見られる。

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やがて夕暮れともなれば灯籠に光が灯されて、一層華やかさが際立つ。
ところで、この年の灯籠は萬若と加勢の2台だけだったが、もともとは五町が各々出していた。
さらに明治期は灯籠も巨大化して6mを超えるものだったが、戦後電線が引かれると小型化していた。
そして、平成25年からおよそ百年ぶりに再現された大型の城郭型灯籠が曳き回されている。

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夜ともなれば灯籠の姿が闇に浮かび、幽玄の景色となる。

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一方では若者たちが思い思いに太鼓を叩きながら行進する。
この様がまさに心躍る真夏の祭りといった風情である。

『秋田風俗問状答』 には、「・・眠流しと言うと、城北の能代の港ではことに華やか。幅2丈(約6メートル)、高さ3丈~4丈(9~12メートル)にも及ぶ様々な工夫を凝らした屋台人形で、蝋を引いた紙に五彩を彩り、瑠璃燈(るりとう)の様である。年々、新奇を競い壮観である。」とある。

天空の不夜城 またいつか見に行きたい

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.08.03 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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