平磯虎舞@2022さかなの駅大創業祭
さて本日は、昨日ブログに引き続いて気仙沼です。
昨年のことになりますが、2022年12月10日に行なわれた気仙沼市の「さかなの駅」大創業祭に出演した平磯虎舞です。
このさかなの駅は、震災の年の12月に東日本大震災で被災した鮮魚店などが入店した商店街です。
当時気仙沼市内の港に近いエリアでは数少ない商店街ということで盛況を博していましたが、施設の老朽化などもあり、2023年1月15日で営業を終了しました。
ということで、毎年12月に大創業祭が行われ、その余興として恒例の平磯虎舞が演舞してきたということです。
平磯虎舞の発祥は天保時代に遡るという。
出漁祈願、大漁豊作家内安全を祈願して鎮守の須賀神社祭礼に踊られてきたという。
明治30年代頃、地元日門の大原清松という人が、岩手県方面から習い覚えたものを基礎として創意工夫を凝らして「通り囃子」「剣囃子」「おかざき」等の囃子に虎舞を組み合わせて完成したという。
先の震災では人的被害はなかったものの、道具を置いていた集会所が被災し、太鼓が大小合わせ5張、法被、虎頭(昭和35
年から使用)、虎の皮が津波で流出した。また、元々の練習場所となっていた集会所(日門コミュニティセンター)も流出したという。
平磯虎舞は、虎のしぐさに細かい芸が有り、演技の際に台に上って虎舞をする等、豪壮な雰囲気もある。
平磯虎舞は別名「月見の虎」よ呼ばれ、旧暦3月15日に平磯地区にある手長山に住む虎が、日門海岸に降りてきて、煌々と照らされる海岸で踊り、眠り込んでしまう。そこにウサギがやってきて眠っている虎を起こし、また山に帰っていくというものである。
さて、さかなの駅の商店は、7店舗あったうち6店舗は、気仙沼市内の違う場所で再出発しているとのことです。
動画でどうぞ
