火伏せの虎舞「宮城県加美町中新田」@2022第12回虎舞フェスティバル
さて本日は、2022年6月5日に行なわれた第12回虎舞フェスティバルから火伏せの虎舞です。
この虎舞は、宮城県加美町中新田において毎年4月29日に行われています。
本来は、毎年初午の稲荷明神の祭典日に火伏せを祈願して行われていたが、現在は4月29日に固定して斎行されるようになった。
この虎舞の起源は文和3(1354)年に斯波家兼が三河から奥州管領として中新田城を築いた際、城内に八幡神社と稲荷明神を祀り、初午に稲荷明神の祭礼で奉納したのが始まりということだ。
その後、度重なる火災を鎮めるため、屋根の上に乗り「雲は竜に従い、風は虎に従う」という中国の故事に倣って火伏せ祈願の祭りとなった。
山車につく囃子は「通り」、虎舞を踊る際は「本調子」「岡崎」が奏される。
祭りの中核は消防団が担っているが、虎舞の中心は中高生で商家の屋根の上で踊ったり、町中を縦走しては門付けでは屋敷の庭などで火伏せを祈願して踊る。
虎舞をするということは、中新田の子どもたちの通過儀礼であるかもしれない。
火伏せの虎舞の祭りについては拙ブログにて参照されたい ⇒ 火伏せの虎舞 宮城県加美町中新田
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