山口さんさ踊り@2023遠野ふるさと村春祭り
さて本日は、2023年5月5日に遠野ふるさと村での春祭りに出演した山口さんさ踊りです。
昨日ブログの遠野八幡宮での出雲大神祭からの流れで遠野ふるさと村にてはしごしました。
ということで、茅葺屋根の古民家の庭にて久々の山口さんさ踊り、遠野らしさに溢れていました。
山口さんさ踊りの由来については遠野文化研究センター刊「遠野の郷土芸能」より
「大正時代初め頃、小国村(現宮古市小国)大久保から尻石磯吉が厚楽家へ婿入した。磯吉の兄嫁はさんさを覚えている人であり、この兄嫁が山口の自分の家に泊め、地域の人たちを集めてさんさを覚えさせたという。この兄嫁は箱石村(現宮古市箱石)横沢の出身で、さんさも当時そこで踊られていたものである。
昭和29年まで地元婦人会により継承された後中断、昭和47年に復活し保存会を結成した。平成24年に遠野遺産に認定。」ということです。
上演演目は、六歩、通り、さんさ甚句(宮古甚句、甚句、拳甚句)、組踊、引き端踊り、参拝踊り、きっかたか、他
昔には中踊りとして、みやこ甚句、秋田甚句、秋田おばこ等を余興として踊ったこともあるという。
盛岡を中心としたさんさ踊りは、テンポの早い踊りで、くねりが多く跳躍する動きなどもありますが、この山口さんさ踊りは比較的ゆっくりとしたテンポで優雅な手踊りとなっています。
伝承元の宮古周辺のさんさ踊りとも異なっているので、所作がより風流化してきたのかもしれません。
山口さんさ踊りもコロナ禍で活動休止が続いていましたが、代表さんの挨拶でも「今年の遠野祭りには出演します。皆さん見に来てください」ということでした。
噂によると今年の遠野祭りのポスターテーマはこれかもしれません。皆さんお楽しみに。
.動画でどうぞ
盛岡を中心としたさんさ踊りは、テンポの早い踊りで、くねりが多く跳躍する動きなどもありますが、この山口さんさ踊りは比較的ゆっくりとしたテンポで優雅な手踊りとなっています。
伝承元の宮古周辺のさんさ踊りとも異なっているので、所作がより風流化してきたのかもしれません。
