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2023.05.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

達古袋神楽「秀衡公二度対面の場」@2023平泉熊野三社奉納公演

さて本日は、2023年5月3日に行なわれた平泉熊野三社奉納公演から達古袋神楽で秀衡公二度対面の場です。

その前に達古袋神楽の由来について

「明治二年の火災で記録を失ったので資料はないが伝える所によれば、八幡神社は田村麻呂公の勧請といい、康平五年(一○六二)八月一五日再建の棟札もある。
八幡山常学院は、京都本山派の相模坊が、文明一○年(一四七八)開設し、古くから八幡神社の奉納神楽として法印神楽が舞われて来た。
なお弘化年代(一八四四)に神楽も盛んになり、明治以降には、胆沢地方、宮城県北、栗原郡、玉造郡等にも伝えられた。
明治以前は常学院が宮元となり指導に当ったが、以降の歴代師匠は、明治一一年小野寺伊三郎、明治二○年阿部徳太郎、明治二五年小岩勝蔵、明治三○年小岩利右エ門、小岩彦三郎、大正九年~昭和三八年まで阿部長治、以降阿部孝が指導に当り後継者の養成に当った。」とある。
自鏡山麓にある集落で、古くから神楽が行われ、胆沢・宮城県北地方へ神楽を広めていった大元といってよい神楽団体であります。

現在の代表は小岩恭一さんです。



秀衡公二度対面の場は、牛若丸の父源義朝が平氏に奪われた多神通虎の巻物八十四巻を四国は熊山城にいる鬼一法眼から取り戻せと助言されたことに始まる。

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牛若丸は平泉に来てから、 慈父の如き庇護する秀衡のもとで自由に山野を駆け巡り、大将としての勉学に、実戦にと充実した三年を過ごしていた。 ある日、 秀衡公から源氏の再興をする為の兵馬には不足は無いが、 源氏の重代の宝とされている、兵法書=「六踏三略 八十四巻多神通虎の巻物」 これは昔、唐国の諸葛孔明が網み出したもので、 弘法大師より 日本に伝わり、 大江正房公から源氏の宝とされ、 過ぎし平治の乱で清盛に渡り今は平家の軍師、鬼一法眼玄海のもとにあると聞かされた。

牛若丸

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弁慶

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この巻物が無くては源氏の再興は出来ないと言われ、四国は伊予の国に渡り、鬼 一法眼の娘を利用して巻物を盗み取り、平泉に戻り再び秀衡公に会い、 是までの一部始終 を報告する場面です。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.05.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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