北下幅神楽「御神楽」@2023陸中一宮駒形神社春祭
さて本日からは、2023年5月2日に奉斎されました陸中一宮駒形神社の春季例大祭宵宮での北下幅神楽の奉納神楽についてです。
北下幅神楽の由来を定本から
「明治初年、千葉源五郎外七人の仲間が、水沢市旧満倉上葉場村、高山稲荷神社の上葉場神楽に弟子入りし神楽を習得した。
明治二年の修験道廃止により神楽団も解散したため、北下幅村の仲間で北下幅神楽を創設した。
また自ら庭元となり、多くの弟子を養成するとともに、西磐井郡平泉町、達谷神楽、水沢市真城、瀬台野神楽との交流を深め、数多くの演目を習得した。
初代庭元千葉源五郎、二代千田伊四蔵、三代千葉源五郎、四代小野寺彦助、五代千田竹松、六代千葉庄太郎、七代千葉運蔵、現在の庭元千葉源一は八代目である。
昭和三六年三月、水沢市無形文化財の指定を受けている。
なお他村に伝授した箇所は、明治二五年佐野神楽、福原神楽、明治三○年鴬沢神楽、明治三五年鵜の木神楽、南部岩崎神楽、大正一○年番匠神楽、大正一四年昆沙門神楽等である。」
とあります。
現在は第11~13代の混成でメンバーを構成していて、現在の代表は千葉新太郎さんです。
最初の演目は式舞で御神楽です。
北下幅神楽の御神楽は、いわゆる胆沢神楽の系統ですが、特に体の浮き沈みの動作が多く、「一舞でスクワッド百数十回に相当します」という解説のとおり体力と柔軟性が求められる演目です。
舞手は中学生3人に小学生1人という、将来が楽しみな継承メンバーでした。
動画でどうぞ
