行山流舞川鹿子躍「菅原神社奉納、雌鹿隠し」@2023菅原神社奉納&交流会
さて本日は、2023年4月23日に一関市舞川鎮座の菅原神社春季例祭での奉納と、一関文化伝承館での行山流鹿踊交流会についてです。
その前に行山流舞川鹿子躍の由来について
「行山流鹿踊の始祖伊東伴内持遠が宮城県本吉郡水戸辺村に勤仕していた折に配下の者の心得として伝えた鹿踊が、次第に周辺集落にも伝承され、今の岩手県内で最初に伝承されたのが六代目相川村馬洗淵の吉田猪太郎だった。その吉田猪太郎を基点として一関地方から胆沢地方に広く伝授され、岩手県南部の太鼓系鹿踊の元祖的位置にある。」
で、現在の代表は橋階敏男さんです。
さて神社奉納です。
一関文化伝承館から道太鼓を打ちながら400mほど離れた菅原神社まで練り歩き鳥居前で鳥居誉めをあげました。
神社に着くと神事が始まり、鹿子一同打ち揃って参拝です。
その後に儀礼の鹿唄を二首
御堂誉め 〽 参り来て これのおみ堂見申せば ふたてさがりか みてさきか
いかなる大工がたてたやら 飛騨の工の建てたみ堂かな 建てたみ堂かな
神主誉め 〽 禰宜殿は いかなる良い日に生まれきて 月に三度のみてぐらをうつ みてぐらをうつ
誉めうたを上げたあとで、神社より御神酒を賜ったので、儀礼の投げ草をあげました。
終わって神社の階段を降り、再び一関文化伝承館へ戻り交流会となります。
この日の交流会は行山流の交流会ということで、地元の舞川鹿子躍、南三陸町の水戸辺鹿子躍、そして在京の東京鹿踊の三団体が共演しました。
最初に舞川鹿子躍
演目の雌鹿かくしは、太鼓系ししおどりでは定番の役舞ですが、その芸態は様々で、信仰や儀礼といったこととは違い、祭りなどに集まった民衆の楽しみに応えるべく工夫された演目といえる。
側鹿が雌鹿を連れ立って隠したのを、牡鹿が探して歩く。
最後には、牡鹿が雌鹿を探し当てて一同歓喜の踊りとなる
とにかくとんでもない強風で、ササラの大きくなびいています。
動画でどうぞ
