下大籠南部神楽「屋島合戦・継信往生の場」@2023第25回いわい地方民俗芸能祭
さて本日は、2023年3月26日に行なわれた第25回いわい地方民俗芸能祭から大トリです。
下大籠南部神楽で屋島合戦・継信往生の場です。
由来については定本より
「昭和八年、大津保村(大籠・津谷川・保呂羽)の村社下大籠神社の奉納神楽を組織することとし、宮城県栗原郡金城町(金成沢辺)より佐藤家に婿入りした佐藤清人が神楽師匠であったので、佐藤清人師匠の指導により佐藤司、佐藤重雄、須藤徳一、首藤義雄、同克巳、須藤薫、千葉哲治、沼倉豊等が舞手となって、下大寵神楽を創設した。
後佐藤司が庭元となり、花泉清水原の大門神楽の師匠を招いて指導を受け演目も多くなった。
初代庭元佐藤司、現在の庭元佐藤重雄は二代目である。」
ということです。現在の代表は須藤松雄さんです。
舞台は屋島合戦 夕暮れの浜辺 義経配下の武将 佐藤忠信が敵将平教経に矢で射抜かれて不明になった兄継信を探す場面からです
幕だし歌
〽 センヤーハー 忠信はよ 倒れし兄をや尋ね行くぞヨーホー 尋ね行くぞヨーホー
忠信が出て神談義
〽 頃は弥生の二十日ぞよ 暗さも暗いし 雨も降る 西も東も皆敵の中 これより手負いし兄者尋ねて参るぞよ
遠くの方から微かに声がし、近寄る忠信の前に手負いの継信が倒れて、忠信の呼びかけに微かに応える場面
敵の放った管矢で撃たれた様子を語る兄継信に弟忠信が悔恨の思いを語ります。
父の教え、一の矢二の矢は手で払っても、必ず三の矢は管矢に違いないとて、小太刀で払う理を忘れたかと。
今は虫の息の兄継信が主君義経に対面したいと願うので、兄を背負うて主君義経の前に連れて行きます。
瀕死の継信は義経に今生の別れを告げ、遺品を託すと息絶えます
義経と忠信が継信の菩提を弔い、亡骸を葬り都へと返す場面で終わります。
久々に瑞山流を拝見できましたが、手次足次の先まで手を抜かない所作の見事さに感服しました。
動画でどうぞ
