和賀大乗神楽「権現舞」@2023慶昌寺公演
さて本日は、2023年3月25日に行なわれた和賀大乗神楽慶昌寺公演から権現舞です。
権現舞は、神仏の法力と、獅子の威力によって人間社会のあらゆる災いを退散調伏させて人々の安寧を祈祷する舞という。
大乗神楽では神楽催事の最初と最後に必ず舞うもので、神仏に供えられた五穀や御神酒などの供物を賛辞し、豊穣を予祝する舞である。
最初に下舞から 数珠を持って舞うのは大乗神楽の顕著な性格をあらわす
権現舞は、二人立で一人が幕の後ろを持ち、もう一人が権現頭を持って操り歯打ちや四方拝を行う。
これによって人々の安泰を祈祷するほか、神仏に供えられた五穀や御酒などの供物を破い清め豊穣を予祝する舞でもあり、さらに権現によって頭を噛んでもらうと災難や病魔から逃れられるとされている。
神上げは神事儀礼に際して必ず執り行われるもので、奏楽で神坐に神を迎える遷座儀礼(神降ろし)に対して、迎えた神をお送りするのが奉送儀礼(神上げ)となる。
尚、和賀大乗神楽さんでは、10月末に北上展勝地にある民俗村の古民家での神楽公演を企画しているとのことです。楽しみにしております。
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