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2023.02.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

加茂流舘神楽「八幡舞」@2023第16回登米市民俗芸能大会

さて本日は、2023年2月12日に行なわれた第16回登米市民俗芸能大会から加茂流舘神楽で八幡舞です。
この日の演目は予定では叢雲でしたが、都合により八幡舞に変更となりました。加茂流南部神楽の叢雲、来年は是非!

加茂流舘神楽の由来について

「明治39年、五穀豊穣、疫病退散と併せて日露戦争後の青年の心の融和を目標に、及川徳蔵が庭元となり、栗原郡藤里村藤里(現在瀬峯町)より南部神楽の細川勇三郎師匠を招き神楽の指導を受け、舘青年神楽を創設した。
その後明治45年に解散したが大正元年9月に及川徳蔵、佐々木次郎右エ門が師匠になり再編され、再び新羅神社の附属神楽となりました。この時、上沼加茂流法印神楽の流派からその名を冠し、「加茂流舘神楽」と命名された。
そして昭和45年に保存会を設立し、平成17年に登米市無形文化財に指定されている。」
現在の代表は及川孝樹さんです。



加茂流舘神楽が保持する演目は、鳥舞、水神舞、八幡舞、軍勢借り、朝見ずの里、一の谷合戦、東下り、鞍馬破り、産小屋切り開き、西の宮 等となっています。
南部神楽の産小屋切り開きは是非再演してほしいです。

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幕出し歌は 〽 センヤー 八幡の井垣のうちにサヨー 弓張りてホー 弓張りてホー

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一舞して八幡大菩薩の神談儀

〽 これより南にあらされて筑前が島とておわすなり この島にたたせ給うたる八幡宮
   八幡宮の御本地詳しく尋ね奉る 御父をば仲哀天皇と奉る 御母をば神功皇后と奉る
   夫婦御仲睦まじく産ませ給う御子をば 慎むべし尊ぶべし  
    弓矢取っては応神天皇とは自らなり


加茂流舘神楽の八幡舞 非常に参考になりました
南部神楽で本来行われていたであろう神舞をしっかりと伝承しているのは貴重です。
若い継承者もいるようですので、今後の活躍に期待します。

20230212135238IMG_3540.jpg

動画でどうぞ



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2023.02.19 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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