吉浜こども鎧剣舞@2022第9回大船渡市こども郷土芸能まつり
さて本日は、2022年12月25日に行なわれた第9回大船渡市こども郷土芸能まつりから吉浜こども鎧剣舞です。
その前に子どもたちを指導している吉浜鎧剣舞の由来について
「吉浜鎧剣舞は、天明・天保の飢饉の際に亡くなった人々を供養するために始まったことから「餓死剣舞」と呼ばれ、激しい動きから「跳ね剣舞」とも呼ばれている。
太平洋戦争の頃には中断していたが、昭和23年頃から上通集落の青年有志が再興に取り組み、その後今日まで継承されている」ということです。
太鼓打ちと笛吹の衣装がワイシャツに黒ズボンなのは、鎧剣舞が毎年8月7日の初茶参りで初盆などの家々の仏様を回向して回る時の服装です。
子どもたちの鎧剣舞は、地元大船渡市三陸町の吉浜小学校で保存会の指導を受けて4年生以上が運動会や地域行事等で発表していて、地域からの期待も大きいという。
運動会に向けての練習は4月後半から行なうが、次の年に向けて10月から太鼓・笛を課外クラブとして、3月に6年生から3年生へ舞を教えている。
また、この日は子どもたちの装束を新調したということで、そのお披露目も兼ねていました。
シカ(大口)の絵は地元大船渡市の画家の方に依頼して製作したということでした。
剣舞の主導役はササラで、亡魂を祈り鎮める念仏剣舞の中心的存在。
先舞はゆっくり踊り、中舞は少し早く、ササラと主剣舞の二人が踊る引き舞は一番の見せ場となっている。
