増沢こども神楽「鶏舞」@2023第41回藤沢町子ども郷土芸能発表会
さて本日は、2023年1月15日に行なわれた第41回藤沢町子ども郷土芸能発表会から増沢こども神楽で鶏舞です。
子どもたちを指導している増沢神楽の由来は次の通り
「明治四三年、小梨村清田(現千厩町)の梨田倉神楽の千葉義美、矢越村深持の岩渕重次郎両師匠の指導した神楽が、伊藤初治宅に一団体、同増沢字立石、岩渕重次郎が指導した神楽が、村上弥兵衛宅に一団体と、二つの神楽があった。
大正末期互いに舞手が少くなったので、二つの神楽が合併し、菅原軍治、村上繁両師匠の指導により、増沢神楽と改称した。
なお、千葉義美、岩渕重次郎両師匠は、田河津村で南部神楽の伝統を持つ、佐藤金治郎大先生の弟子で、秀れた演技力と指導力のあった人である。
初代庭元伊藤初治、二代村上弥兵術、三代菅原武美である。」
とある。
千厩清田の梨田倉神楽がいかなものだったかは今となっては知るべくもないが、佐藤金次郎の孫弟子のようなものであれば高金流の神楽といえようが、どちらかというと瑞山国首系といえなくもないような。
増沢こども神楽(実際にはこの呼称はないが)は、神楽継承のため増沢神楽保存会が取り組んできたもので、地元の新沼小学校の子どもたちはもちろん、他地域の子どもたちも集まってきて稽古をしているということです。
とはいえ、そのこども神楽伝承の新沼小学校も今春で閉校となります。
この日の舞台は小学2~5年生 演舞中は見に来ていた地元の皆さんから沢山のご祝儀がステージにあげられていました。
子どもたちに対するあたたかい眼差しが感じられた鶏舞でした。
動画でどうぞ
